【予算別 おすすめ】予算10万円で買える おすすめエレキギター

予算10万円で決める。初めての エレキギター の選び方。

長く使える、初心者でも安心して練習出来る。中級者も納得のトーン 『予算10万円』ライン

いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。イシバシ楽器 名古屋栄店 店長 湊 です。

初めてのギター選び、予算をおおまかに立てて選ばれる方が多いのではないでしょうか。エレキギターの販売価格は、お手頃なもので1万円前後から、高級機種では100万円前後、ヴィンテージなどの希少価値が付くものは数千万円(!)とかなりのレンジがあります。

エレキギターには、プレイヤーのニーズに応じて様々な価格帯のラインナップが用意されていますが、それぞれの価格帯で特徴があります。

もちろんより良いものを選んでいただくのに越したことはありませんが、予算には限りがありますので、よく検討した上で予算を決めていただくのが良いと思います。

ひとつ目安になる価格帯が『10万円前後』という予算です。

楽器としての響きはもちろん、木工品としての性格上、精度や耐久性、安定性などを考えると、この価格帯が安心して愛用出来るのではないでしょうか。

30年ほど前になりますが、私が最初にギターを選んだ際も予算10万円でした。

今回は、これからギターをは始めようと検討されている初心者の方や、2本目をご検討の中級者の方に向けて、予算10万円前後で選べるエレキギターのおすすめをご案内いたします。

憧れに手が届く。予算10万円のエレキギター選び

10万円前後の販売価格のエレキギターは、主に中国、インドネシア、メキシコなどで生産されているものが多いのが特徴です。

エレキギターはアメリカで生まれた楽器ですので、やはりアメリカ、USA製のエレキギターが現在でも最高峰のものになります。

10万円前後の価格帯のものは、生産国を海外へ移し生産コストを下げてお手頃にしたモデルで、各ブランドからリリースされています。

ビギナーからみると高嶺の花に見えてしまう、USAメイドの憧れのモデルと同デザインのモデルがお手頃な価格で手に入るのが、10万円というご予算の特徴とも言えるでしょう。現在は各社がこぞって力を入れている価格帯でもあり、コストパフォーマンスが高いのも魅力です。

それでは10万円前後でお選びいただけるおすすめのエレキギターブランドと、モデルを見ていきましょう。

■ Epiphone by Gibson (エピフォン)

Gibson 傘下ブランドの 『Epiphone by Gibson』

エレキギターブランドの中でも、2大ブランドとされるGibson 社傘下のブランド、Epiphone(エピフォン)。

Epiphone by Gibson / Inspired by Gibson Les Paul Custom Figured Transparent Red

例えば『レスポール』というのは商標ですので他社であれば、『レスポールタイプ』と謳われるのですが、Gibson 傘下のブランドであるEpiphoneは『Les Paul』と名乗ることが出来るブランドです。

元々ライバルメーカーだったブランドですので、Epiphone オリジナルのモデルも多くラインナップされているのも魅力の一つです。

Gibsonモデルのエントリーラインでは、近年ではヘッド形状が見直され、より本家Gibsonに近い佇まいになりました。こちらは中国生産ですが、自社工場での厳しい品質管理のもと、年々サウンド、クオリティ共に向上しております。

現在はブランド名も 『Epiphone by Gibson』 と表記され、商品名にも『Inspired by Gibson』と冠されており、Gibson社の力の入れ具合が伺えますね。

■ Fender (フェンダー)

Fender は メキシコ製ラインナップがおすすめ

Gibson と並んでエレキギターの2大ブランドと称されるFender。こちらは傘下ブランドではなく本家『Fender』ブランドが手に入ります。10万円前後の価格帯ではメキシコのエンセナダ工場製のものになります。メキシコのエンセナダ工場製は1990年より操業しており、歴史、実績もある工場です。

Fender Mexico / Player Series Stratocaster Black Maple

以前の記事『Fender と ニッポン。『世界初』が日本だったワケ。』で触れさせていただいていますが、 Fender社 は 現在 アメリカ、メキシコ、日本 に生産拠点を持っています。

メキシコ製のラインナップは人気シリーズ『Player』シリーズを始めピックアップの出力がホットでパワー感のあるトーンのモデルが多く、初心者にも扱いやすいプロダクトに仕上がっています。

ヘッドにはしっかり Fender ロゴ が入っており、非常にコストパフォーマンスも満足感も高いラインナップとなっています。50年代から60年代半ばまで使用されていた通称『スパゲッティロゴ』が採用されているのもポイントです。

『スパゲッティロゴ』に関しては Fender 社の重要なアイコンの一つになっていますので、 過去エントリーグレードには使用されて来ませんでした。Fender 社がこの『Player』シリーズにひとかたならぬ思いを込めているのがわかりますね。

■Paul Reed Smith (ポール・リード・スミス)

Paul Reed Smith もインドネシア製 SE シリーズが高コスパ

Gibson & Fender の2大ブランド体制に割って入り、現在では『3大ブランド』と称される Pail Reed Smith。多くのアーティストリレーションで磨き抜かれた演奏性、クレイジーなほどトーンに深いこだわりを持つポール・リード・スミス氏により生み出されるラインナップには、Gibson & Fender にはない魅力があります。

Paul Reed Smith (PRS) / SE CE 24 Black Cherry

過去、USA製モデルとの差別化のため、デザインなど簡素化してリリースされていましたが、現在のラインナップでは、指板上のポジションマークのインレイにPRSのアイコンである『バードインレイ』や、ボディトップも緩やかなトップカーブを持つ『Beveled Top』を採用し高い質感のラインナップへと進化しました。ヘッドロゴもUSAモデルと同様のスクリプトロゴになっています。

現在 SEシリーズ はインドネシアの工場にて生産されています。本国アメリカとの連携も密に行われており、信頼性、品質の高いラインナップです。

過去私が参加したのPaul Reed Smith 新製品発表会にてSEモデルをアップグレードするプランが発表された際、USA製モデルとの差が少なくなったことに驚き、『そんなにSE良くして大丈夫?』と聞いたことがあります。

『長いギターキャリアのなかで、少しでも早く PRS のギターに触れてもらうため、SEシリーズを今後もブラッシュアップしていく』とのことでした。

ファンが増えれば、自ずとUSA製のモデルの販売に繋がる、というビジネス目線の見方もありますが、純粋に自身のプロダクトに誇りを持ち、少しでも多くのプレイヤーに触れてほしい、という思いを強く感じました。

憧れと自分をつなぐ。憧れに届く最初の一歩を確かな1本で。

いかがでしたでしょうか。エレキギター選びは遠いステージ上の憧れと自分をつなぐ1本の糸であり、憧れに届くための最初の一歩でもあります。

数え切れないほどのモデルがありますが、あなたの憧れに忠実にエレキギター選びを楽しんで下さい。

今回おすすめさせていただいた『予算10万円』前後のモデルは、どれも長く使用することが出来、プレイする喜びをもたらしてくれ、上達をサポートしてくれます。

ここから、いつか憧れのUSAメイドのモデルへとステップアップするのも良し、異なったキャラクターのモデルを揃えてサウンドバリエーションを楽しむも良し、ギターライフを思う存分楽しんで下さいね。

エレキギター本体以外に必要なもの

エレキギター本体の他には、音を出すための『アンプ』、アンプとギターをつなぐ『シールドケーブル』、チューニング(調律)するための『チューナー』、ピックなどが必要となります。こちらはギター本体と違ってプレイスタイルや好みの変遷に伴って買い替えていく方が多いのではないかと思います。

エントリークラスのものであれば、必要なものを揃えても1万~2万円くらいで揃いますので、こちらも予算に合わせて選んでみて下さい。

イシバシ楽器で、はじめよう。 エレキギター初心者セット

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