ギター解体新書第2弾!!

第2弾はFender Custom Shop 1956 Stratocaster NOSを徹底解析!!

2019-03-30
「Fender Custom Shop / Time Machine Series 1956 Stratocaster NOS Fiesta Red」
販売価格
¥270,000(税込)
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全体写真


どうもどうも!輸入チームです!
前回カスタムショップのタイムマシーンシリーズの99年製のファーストイヤーをチェックしましたが、今回は2007年製の56STが入荷しましたので、さっそくチェックしてどの様に変遷していくか一緒にチェックしましょう!

まずはネックジョイント部ネック側
ネックジョイント部ネック側
モデル・名年月日・『RELIC』の刻印・サイン・『Yamano』のスタンプがあります。前回御覧頂いている方には『RELIC』の刻印の件は問題ない事はわかりますよね?『NOS』仕様でも『RELIC』で間違いありません。
そしてカンの良い方には『えっ、Yamanoのスタンプって何?!』となりますよね?ワールドワイドのスタンダードモデルであった『Time Machine Series』において旧正規代理店の山野楽器オーダーを示すスタンプの理由とは?!

答えは・・・、


ネック全体に施されたサラサラ仕上げ!
ヘッド裏
我々の記憶に間違いがなければ、山野楽器の別注オーダー『Export仕様』としてネック全体をペーパーを当てたサラッとした仕様で出荷されておりました!
また年月日の横に小さな治具穴が一つ・・・、あと一つどこかなければならないのですが・・・、どこでしょう?


ありました!!4弦ペグの下!
ヘッド治具穴
この治具穴が、この治具穴の位置は要チェックでこちらも今後要検証ですね!


ネックポケットにはいつもの『RELIC』刻印
ネックポケット
前回の99年の60ST Closet Classicとはかなり違い、『RELIC』の刻印が存在し、斜めにあった治具穴はなくなっております。あの斜めの治具穴はタイムマシンシリーズ初期のものなのでしょうか?


ヴィンテージスタイルフレットと指板ラディアス
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お馴染みの細身のヴィンテージタイプのフレット&指板面は伝統的な7.25インチR仕様。またよく見ると指板面にも『Export仕様』の特徴であるペーパーを当てた跡が確認できますよ。因みにネックシェイプはソフトなVシェイプです。


ピックガードを開けてみると・・・
キャビティ画像
フロントPUキャビティに『56 NOS』の刻印があり、NOS仕様&56年タイプが確認できます。またフロント&センターキャビティの1弦側にはカスタムショップのロゴと『RELIC』の刻印も薄っすらと確認できます。またリアPUキャビティにはお馴染みのコード溝。コード溝はピックガードが膨らまない様にと施されております。


ピックガード裏は・・・
ピックガード裏
ピックガード裏?
シールドプレートはオリジナル同様にコントロール部分のみをカバー。1plyのピックガードは基本この仕様でOKです。コンデンサーは前回同様のタイプです。またコンデンサーの脇にある絶縁の為のイエローチューブの採用は61年からなので、使用されるコンデンサーを含めリアリティの面ではまだまだですね。
コントロールは3wayから5wayに交換されており即ハーフトーンも可能!PUはオリジナルのカスタムショップワイヤリングの50sシングルコイルを搭載。直流抵抗値はすべて約5.9kでヴィンテージトーンをアウトプット。


ボディトップの治具穴
ボディ治具穴
前回説明したとおり治具穴がしっかりあります。パッと見でボディの真贋を問う時に一つのヒントになります。


ボディエンドのスタンド焼け
スタンド焼け
ギタースタンドによりガッツリと凹みを伴ったスタンド焼けがあります。正面からは見えないのでドンマイです。スタンドカバーをしても焼ける可能性がありますので普段からバリバリ弾いた方がいいですね。


ボディバックのネックジョイント部分の刻印
ネックジョイントバック></a><br />ジョイントプレート下にも薄っすらと『RELIC』の刻印があります。<br /><br /><br />ブリッジトレモロアーム差込口<br /><a href=64154 B
前オーナーはトレモロを使用していなかったのか、テープは貼ったまま。中には小さなスプリングが仕込まれており、その反発によりアームがプランプランしない様にするできるのですが・・・。自分も筆頭に多くのストラトプレイヤーは使わないと思います。


ボディバック
バック色移り
湿った服や布等が当たって色が移ったと思われる、ボディバックエンド部分に黒ずんだ色移りがあります。フィニッシュの種類を問わずパステル系のカラーは色移りする可能性がある為管理・保管には気を付けましょう。コチラも正面からはみえないのでギリOKです!


最後に
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当時フェスタレッドと言えばこのカラーで、レギュラーラインやJAPAN製にもなく多くのプレイヤーが『この色が欲しかったんだよ!』と人気がありました!メイプル指板仕様のフェスタレッドと言えば『あっ、あの人』となる事がなく、見事にキャラ立ちする事間違いありませんよ!i色移り・スタンド焼けがありますが2007年製という事もあり使用感少なめのコンディション。まだまだイケますよ!
サラサラに仕上げたネックフィニッシュが特徴の『Export仕様』はいつからスタートなのか?等色々課題が見えてきました!今後重ねて検証していきたいです!


ギター解体新書!!第1弾はこちら!!「Fender Custom Shop Time Machine Series 1960 Stratocaster Closet Classic」

ギター化解体新書!!第3弾はこちら!!「Gibson Custom 1957 Les Paul Custom VOS Ebony」


その他フェンダー製品のブログはこちら!!
安いFenderと高いFender、結局どの辺が違うのか!?

フェンダー・ジャズマスター弾き比べ!!



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