このブログでは御茶ノ水本店に入荷しました珠玉のヴィンテージ商品をご紹介していきます。
今回は良コンディションの66年製、Precision Bassをご案内いたしましょう!








1966年製、良コンディションのPrecision Bassが入荷いたしました!
1951年、世界初のフレテッド・エレキベースとして登場したプレシジョンベース。それからものの数年で進化を遂げ、現在皆さんがイメージする形のまま現在まで愛されてきました。今回入荷したのは数あるヴィンテージの中でも希少価値の高騰が止まらない1960年代中盤の一本です。
60年代中盤製にしては珍しく黒い部分が幅広くカラーリングされたアルダーボディ。ピックアップ付近が凹むほど弾き込まれ、ボディ裏面の少し高めのバックル痕含め随所に「本物」のエイジングが見られる本機。塗装の剥がれた部分から覗く木部の存在感は圧巻。弾き込まれた形跡の強いメイプルネックと黒々とした見るからに硬そうなハカランダ指板、非常に特徴的な色味で現代ではまず見ないであろうビジュアルのピックガードも含め魅惑的なビジュアルです。


ネックデイトは「5 AUG 66 C」。ポットデイトはボリューム側が「304 66 18」、トーン側はハンダで隠れてしまっていましたが辛うじて読み取れた最後の一文字は「8」。改造の痕も見られず、以上のことからおそらく電装系はオリジナルかと思われます。
パーツ類もほとんどがオリジナル。ブリッジは時代を感じるサビ感ですが動作に問題はありません。ペグもくすんではいますがこちらも動作に問題はありません。ペグポストは新品かのように輝いております。
そしてサウンドは非常に明瞭。「鳴りの良い楽器」とはよく言いますが、何十年と第一線で活躍してきたヴィンテージ品にしか出せない音圧、レスポンスの速さ。音を出せば一発で分かる「鳴り」は一度味わえば戻れなくなる魅力を備えています。低音の圧力、ミドルのコシ、高音の抜けの良さ、どれをとっても新品の楽器では及ばないクオリティ。これまで数多の1966年リイシューモデルが生み出されてはきましたが、悠久の時間を鳴り続けてきた本物の再現は不可能に近いことがわかってしまいますね。
交換点はブリッジ1弦側のオクターブ調整用コマ、ブリッジ1弦側イモネジのみ。またリフレット、指板修正が施されている関係でナットのオリジナリティは不明です。しかしながらネックコンディションは良好で、トラスロッドも締める側緩める側共に180度まで確認済み。完璧と言って良い信じられないようなプレイヤーズコンディションです。
ここまでのクオリティ、コンディションを保った良個体は今後そうそう出てくるものではないでしょう。高騰し続ける60年代をぜひお早めにお求めください!


商品ページを確認する→【Vintage】Fender/ 1966 Precision Bass Sunburst 【御茶ノ水本店】
買い取り、下取りも行っておりますのでご不要な楽器があればご相談くださいませ!!
