LL36ARE & LS36AREはヤマハを代表するギターです。ラグジュアリーというコンセプトのもと、1974年に誕生し現在では国産ギターの代表として歴史に輝くモデルとなっています。ダイナミックで粒立ちの良い音は、まさにLシリーズならではの音と言えます。今日はオリジナルジャンボボディのLLと、スモールボディのLSの2種類をご紹介します。

写真:左がLL36ARE、右がLS36ARE。
材質




TOPはイングルマンスプルース単板、サイド&バックはインドローズ単板です。メイプル材のバインディングなど、熟練した職人による細やかな仕事がきらりと光ります。ネックは5ピース構造となっており、マホガニーネックにローズウッドが縦に2本入れられています。これによって経年によるネックの変形に対応するだけではなく、伸びやかなサウンドに貢献します。(写真:LL36ARE)
塗装



LL36ARE & LS36AREの塗装は全面ラッカー仕上げとなっています。薄く何度も塗り重ねる手法で、胴の振動を妨げることなくコーティングできます。しかしこれには熟達した塗装技術が必要です。塗装だけを見ても、ギター作りにおいて並ならぬレベルに達していることがうかがえます。(写真:LS36ARE)
ARE技術
現在のYAMAHAは、主に上位モデルにAREという技術が施されています。AREとは、TOPのスプルース材に厳密な管理のもと、熱と圧力を加えることで新品でも使い込んだギターのように豊かな振動をもたらす木材改質技術です。これによりレスポンス、低域の伸び、高域のアタック感が強まり、熟成された木材のような音質となるのです。
現代ギターに対して適切にエイジングされたTOP材を用いるため、それに反映される音はリアルヴィンテージの代替という以上の性質を持ちます。一般的な乾いたヴィンテージサウンドではなく、フレッシュさを持ちながらしっかりと振動するAREサウンドは、まさにオリジナルと言えるでしょう。
おわりに
いかがでしたか?良いギターは、何がどのように良いのかということは言葉では伝えきれない部分が多くあります。百聞は一見にしかずと言う通り、実際に弾いた時の感動に勝るものはないでしょう。そういう意味でこのLL36ARE、LS36AREはぜひとも実際に弾いてみていただきたいギターです。
【イシバシ楽器御茶ノ水ハーベストギターズ】
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