今なら選んで買えます！ペダル・スティール・ギター！
2020-06-28
Harvest Guitars店長の白井です。今日はペダル・スティール・ギターのお話しです。
皆様はペダル・スティール・ギターをご存じでしょうか。
ハワイアンの楽器として登場したスティール・ギターですが、次第にカントリーの世界でも使用されていきました。スライド奏法で演奏するスティール・ギターはオープン・チューニングとするのが一般的です。オープン・チューニングはコード演奏の限界があり、当初は弦やネックを増やす工夫がなされました。さらに足で操作するチェンジャーを取り付け、チューニングを演奏中にリアルタイムでコントロール可能としたのがペダル・スティール・ギターです。より高度なコード演奏を可能としたばかりか、メロディを弾くときもより滑らかでテクニカルな演奏が可能となりました。
バディ・エモンズ(Buddy Emmons)という奏者が、今日一般的なE9thチューニングの演奏スタイルと機能的なしくみを完成させました。自らSho-Bud、Emmonsといったメーカーを立ち上げその普及に勤しみました。彼の貢献によって、ペダル・スティール・ギターはジャンルを超えて使われるようになっていきました。
1970年代に入るとイーグルスのバーニー・レドンやドン・フェルダー、ドゥービー・ブラザーズのジェフ・バクスターやジョン・マクフィー、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ、ローリング・ストーンズのロン・ウッドのように、ロック・バンドのギタリストが曲によってペダル・スティール・ギターを奏でることも珍しくなくなりました。日本でもはちみつぱいのメンバーとしても知られるペダル・スティール・ギタリスト、駒沢裕城がロック、ポップスのシーンで活躍します。
近年ではダニエル・ラノワのようにペダル・スティール・ギターでアンビエント系のアプローチをする例もあり、その世界はより一層の広がりを見せています。日本でもジャンルを超えたマルチ・プレイヤー田村玄一、高田漣の活躍により、J-POPにおいてもペダル・スティール・ギターのサウンドを耳にすることが少なくありません。
ペダル・スティール・ギターにご興味がある方は、是非Harvest Guitarsの私、白井にご相談ください。私はペダル・スティール・ギターを演奏いたします。詳細にアドバイスをさせていただきます。今なら中古商品も揃っております。予算、演奏目的に応じてお選びいただけます。ご来店いただければ、実演と簡単なレクチャーもいたします。
それでは、簡単に現在在庫している商品をご紹介しましょう。全て中古品となります。
●Sho-Bud Maverick 税込販売価格￥129,800
ショー・バッドはリゾネーター・ギタリストのショット・ジャクソンと上述のバディ・エモンズが立ち上げたメーカーで、二人の名前の最初の3文字を並べてブランド名にしています。このモデルはエントリー・モデルでペダルやレバー増設の拡張性はありませんが、サウンドは上位機種譲りです。忌野清志郎の『完全復活祭』の中で三宅伸治がこのモデルを使用しているシーンがありました。比較的軽量なのも魅力です。E9thチューニング。
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●Sho-Bud Pro I Custom 税込販売価格￥209,000
ショー・バッドのシングル・ネック仕様のプロ・モデルです。ニー・レバーはデフォルトの2本のままとなっていますが、拡張性のある構造です。ショー・バッドらしい、甘くサスティンのあるサウンドです。バーズアイ・メイプルの木目を生かした美しい仕上げも魅力となっています。入門者からベテランの方までお勧めの一本。E9thチューニング。
入荷したばかりのため、ご注文ページが完成しておりません。お問い合わせ、ご注文はHarvest Guitarsに直接承っております。こちらからどうぞ。
●Jackson Pro IV D-10 税込販売価格￥418,000
ジャクソンは上述のショット・ジャクソンの息子達が手掛けるメーカーで、名実ともにショー・バッド直系と言えます。このダブル・ネック・モデルは、入門者の方には過剰な装備ではありますが、サウンドと言い、ルックスと言いさすがと唸らせてくれる逸品です。2本目、3本目をお探しの方にお勧めです。E9th、C6thチューニング。
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●Agok MK2 税込販売価格￥154,000
グヤトーンの職人でありペダル・スティール・ギタリストとして活躍された古賀氏が手掛けた、メイド・イン・ジャパンのペダル・スティール・ギター。チェリーをボディに採用し、海外製品プロ仕様モデルに匹敵するしっかりとした作りとサウンドです。ニー・レバーは3本装備されており、入門者はもちろん、サブ機としてベテランの方にもお勧めの一本。E9thチューニング。
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●JCM SD-10 税込販売価格￥129,800
アメリカの小売店のハンド・メイド品。素人っぽい作りですが、サウンド、機能ともに十分な内容です。フロア・ペダル、ニー・レバーともに4本装備。シングル・ネックですが、ショー・バッドのロイド・グリーン・モデルのようにボディ・サイズはダブル・ネックと同等で、手前にはパッドが付いています。ボディが大きい分、豊かなレゾナンスが得られます。
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先日、御茶ノ水エリアの店舗のスタッフで動画を制作いたしました。ここでペダル・スティールを弾いています。オルガンの代役ということで、コードをメインに弾いておりますが、イントロでペダル・スティールのE9thチューニングならではのフレーズを少しばかり披露しております。参照いただければ幸いです。
Posted by Eiichiro Shirai/白井英一郎プロフィール：
1960年生まれ。吉田拓郎を聞いてフォーク・ギターを始め、石川鷹彦をきっかけにブルーグラスにも興味を持つ。その後イーグルス、オールマン・ブラザーズ・バンドなどのアメリカン・ロックに傾倒。エレキ・ギターも弾くようになる。ギター、スティール・ギター、バンジョー、マンドリン、ウクレレ、三線を弾くマルチ・プレイヤーとして演奏活動をする現役ミュージシャンで、音楽誌や楽器専門誌のライターの肩書きも持つ。1970年代の音楽とファッションをこよなく愛し、音楽のあるスロー・ライフを実践するロハス・ピープル。入門者からベテランまで、お客様のライフ・スタイルに合った商品を提案する楽器のコンシェルジュ。
