ギルドという選択肢

新旧USA製ギルド製品をご紹介

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Harvest Guitarsの白井です。久しぶりの投稿です。
お陰様で先月末にオープン三周年を迎えることができました。新型コロナ・ウィルス禍の中、変わらぬご愛顧を賜りました。大変感謝しております。後ればせながら、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。
これからもスタッフ一丸となって、皆様に喜んでいただける品揃えと接客に努めてまいりたいと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、すでにご覧になられた方も多いと思いますが、アコースティック・ギター・マガジン最新号(Vol.88)に執筆をさせていただきました。私が担当させていただいたのは『復活のギルドUSA』です。フォーク・ブームの時代、マーティン、ギブソン、そしてギルドがU.S.A.製アコースティック・ギターの御三家でした。フォーク・ファンの憧れのブランドの一つだったと言えましょう。ギルドの歴史と現代のギルドの魅力をご紹介しています。ご一読いただければ幸いです。

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さて、今日はこの特集にちなんで、アメリカ製ギルド製品をご紹介いたしましょう。
まずは、南カリフォルニア、オックスナードの工場で作られる現行のギルドUSA製品の中からF-55Rです。

F-55Rは名器F-50Rの流れを汲むジャンボ・タイプのフラッグシップ・モデルです。F-50Rはアーチド・バックが採用されていましたが、F-55は一般的なフラット・バックとなっている点が一番の相違点です。シトカ・スプルース・トップ、アディロンダック・スプルース・ブレイシング、インディアン・ローズウッド・バック&サイド、エボニー指板&ブリッジ、ニトロセルロース・ラッカー・フィニッシュを採用。現在のギルド製品は軽量化がなされ、音色が幾分明るくなりました。ジャンボ・サイズらしいダイナミクスを感じさせながらも、低音がブーミーに鳴り過ぎません。伝統的なヘッドストクのGシールド・インレイ、指板のVブロック・インレイはギルド・フラッグシップ・モデルの証。ギルドらしさを感じさせながらも、現代のニーズを捉えた設計となっています。持つ喜びも感じさせてくれます。

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●Guild F-55R 税込販売価格¥462,000
商品ページはこちら!

次に、往年のロードアイランド州ウェスタリー工場で生産された1977年製F-30をご紹介しましょう。
扱いやすいコンパクトなボディ・サイズで、マホガニーをサイド&バックに採用した人気モデルです。年式を考慮すれば比較的綺麗な外観を維持しています。ナットとサドルの交換歴、リフレット歴がうかがえます。アジャスト・ロッド・カバーがギブソン・タイプの物に交換されているのが少々残念です。適度にいなたくて、適度にフォーキー。そしてほっこりとした音色は、近年製のギルドにはないノスタルジックな味わいを感じさせてくれます。
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●Guild F-30 NT 税込販売価格¥181,500
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是非とも、この機会に新旧ギルドをお較べくださいませ。ご来店いただかなくとも、ご興味があれば音源をお送りいたします。遠慮なくお申し出くださいませ。

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Posted by Eiichiro Shirai/白井英一郎プロフィール:
1960年横須賀生まれ。米軍基地文化の下、母親の影響で幼少時よりジャズ、カントリー、ハワイアンに親しむ。吉田拓郎を聞いてフォーク・ギターを始め、石川鷹彦をきっかけにブルーグラスにも興味を抱く。そしてイーグルス、オールマン・ブラザーズ・バンドなどに傾倒。アコースティック・ギター、エレキ・ギターのほか、スティール・ギター、バンジョー、マンドリン、ウクレレ、三線を弾くマルチ・プレイヤーとして演奏活動をするほか、音楽誌や楽器専門誌のライターの肩書きも持つ。1970年代をこよなく愛し、音楽のあるスロー・ライフを実践するロハス・ピープル。2020年11月に定年を迎え、現在は嘱託社員として、お客様のライフスタイルに合った商品を提案する楽器のコンシェルジュ。

店舗情報

イシバシ楽器御茶ノ水本店HARVEST GUITARS

OCHANOMIZU HARVEST GUITARS

〒101-0062

東京都千代田区神田駿河台2-2 1-3F

TEL:03-6811-0665

営業時間:11:00 ~ 19:00

アクセス:【JR】御茶ノ水駅(徒歩3分)

【東京メトロ】丸の内線 御茶ノ水駅(徒歩4分)

【東京メトロ】千代田線 新御茶ノ水駅(徒歩4分)

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