乾燥は人間の敵でもあり楽器の敵でもある。

クラリネットだって乾燥するんです!

2019-11-28 皆さんこんにちは!名古屋栄店管楽器担当村瀬でございます!

最近どんどん寒くなってきましたねー!私は毎年この季節になると某ハンバーガー屋さんで販売されるチョコの入った三角形のやつを週に三個食べるくらい大好物なんです!今日も帰りに買って帰ろうか迷っておりマス。。。

この時期になるとお肌が乾燥したり寒暖差で体調を崩したりしますよね。。
僕も乾燥で手がカサカサ。。。ハンドクリームが手放せません!
そんな人間と同じで楽器も乾燥や寒暖差に弱いんです!

まずはコチラの写真をご覧ください↓↓↓
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通常がこちら↓↓↓
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お分かり頂けますか??
こちらはクラリネットのバレルというパーツで通常取れてはいけないバレルリングというパーツが外れてしまっているんです!

バレルリングが外れる理由は
温度と湿度の関係で管体材質のグラナディラが乾燥し、縮む事でリングが緩くなってしまうのが原因です。

そして、楽器を出してすぐに人の吐く暖かい息を楽器に吹き入れると管の内側が暖められ膨張しますが外側は冷たく縮んだままなので急激な湿度変化により楽器の管体が割れてしまうなんてこともあるのです。。。。

そんな湿度変化による楽器の不具合が起こらないようにする為にこの時期に奏者の方にやって頂きたいことを今回はご紹介いたします!

<その1>
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ボアオイルと呼ばれるオイルを少量スワブに染み込ませ、楽器本体に数回通し、管内に薄いオイルの皮膜を作り、乾燥を防止させる!
※ボアオイルを染み込ませたスワブは必ず演奏後のお手入れ時には使わないで下さい!

<その2>
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外から室内に入った場合、演奏前にケースから楽器を取出し、楽器を組み立てた後に楽器本体をコートの中へ入れたり体にくっつけたり、手で外側を優しく握ったりして楽器本体を温め、必ず、楽器全体が室温に慣れるのを待ち、それから演奏しましょう!※楽器を温める時はキイなどに負荷がかからないように注意!

<その3>
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こまめにスワブで水分を取り除き管体が水分を吸わないようにする。
木管楽器は水分が敵!なので演奏後にジョイント部はティッシュペーパーで、トーンホールはクリーニングペーパーで水分をしっかり取って水分から楽器を守りましょう!

<その4>
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演奏後に水分をしっかり取り除き、ケースに早めにしまうこと!
練習後の管体は目に見える水分を取り除いても多くの水分を含んでいる為、ケースに入れることによってなるべくゆっくり水分を放出させて急激な湿度変化を抑えましょう!


あくまで<その1>~<その4>は急激な温度・湿度変化を抑える為の方法で、楽器そのものが割れやすい材質だったり、製造過程などの環境によって割れてしまうこともありますので、完全に防げるわけではありません!

皆さんも自分の体はもちろん、大切なMy楽器も大事にして、この冬を乗り越えて下さいね!

以上!管楽器担当の村瀬でした!
MURASE

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NAGOYA SAKAE STORE

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