ストーンズ展行ってきました Telecaster Custom編(2)

対面したのは実物だった!!

2019-07-02 ところで、本物かそうではないか?と考えた時、キースの使うテレキャスターカスタムにサブ(スペア)がある事は見逃せない。
カスタムが手に馴染んできて、ステージやスタジオで手放せないと感じ始めた頃、、
当時のギターテク ジム・バーバー氏とニューヨークのヒットファクトリースタジオにいる時『ブラックテリーのスペアが要るな』という話になったそう。

そこで彼が、友人でギターコレクターでもあるペリー・マグロフ氏に相談。LAで一本候補がみつかる。
で アドバイス(?)『キースとわかるとふっかけられる。誰が探してるかふせるべきだ。』と
ジムは直接電話せず、ペリーが連絡係となった。
キースの大ファンである店主『コイツはキースのとドンズバだぜ!』(おそらくドヤ顔)
ペリー『そういうのが欲しかったんだよ?』(笑いをかみ殺して?)
こんな電話での会話があったそうです。

送られてきた個体はシリアル20番違いの非常に近い仕様で、一同サティスファクション。
当初はキース本人も区別がつかない状態だったようです。

その後、その2本を並べ、ストーンズのロゴ入りフライトケースをバックに記念撮影。
この写真にただ一言『Thank you』とだけ書いて絵ハガキににし、LAに寄ったときに投函したとの事。

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驚いただろうなー(笑)
悔しいような
嬉しいような
だが話のネタには鉄板だろう!
僕なら飲むたびに全員に話すだろう、、何度も、、


イジワルといえばそうなのだが、シャレも効いていてちょっと怪盗チックというか、
あんたルパンか!的なエピソードであります。

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現在、見分け方はシンプルで、近年のカスタム(改造の意味です、ややこしい、、)された仕様
”PUセレクタートグルスイッチ部を塞ぎ、本来リアのトーンの位置にスイッチを持ってくる”は、メインの方だけのようですが、
その時点会場での僕は、その知識情報を持っておらず、、
実は今回そこまで期待せず(失礼!)、正確を期すと”自分がここまで盛り上がるとは予想できなかった”為、予習不足で臨んでしまいました。
メインかどうか?問題も実物を見て、そう言えば、、と急に考え出したわけです。
ハーレーのステッカーをさがしてみたり、、
裏側でよく見えなかったけど、これはもう貼られてないだろうから、決定的証拠にはならないだろうな?と。
基本ボディー部は塗り潰しのブラック仕様の為、あとはネック指板の”木目”という事になる。
メイプル指板は比較的木目のラインが目立ち、確認しやすい。
なので帰宅してから写真集やら資料を見る。

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ワクワク

楽しいぞ
えーっと
待てよ
よく見て
っと
あっ
同一でした(笑)


スペアと言いながら(あるいは、だからこそ)トラブル緊急出動や、本人のマイブーム?、ギターテクの判断等々、出番は結構あったようです。
そもそも、どちらも本人使用の”本物”であることは間違い無いのですが、それでもメインという言い方、最初に入手したほう、、
ファンにとっての色々な名場面で、キースが手にしていたであろう一本
つまりオリジナル メイン機こそを、この目で間近に見て見たい!!という願望がありました。

で、今回メイン機をストーンズサイドは出してくれたんだ!!
とキースの太っ腹(近年は物理的にも?!)に感謝した次第です。

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※スペア入手のエピソードについては、
『天才ギタリスト キース・リチャーズ』シンコーミュージック
60ページ?のストーンズ80年代のギターテクのジム・バーバー氏のインタヴュー記事
Don’t worry, kid. It’s only rock’n roll.
から引用させていただきました。

次回へ続く

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