ストーンズ展行ってきました Telecaster Custom編(1)

感動の実物と対面!!

2019-04-17 『EXHIBITIONISM ザ・ローリング・ストーンズ展』を観てきました。
トークショーを聞く機会をいただいたピーター・バラカンさんによると
英語圏で”EXHIBITIONIST”と言うと、”露出狂”というようなニュアンスがあるらしく、自らそういうタイトルにするのがなんともストーンズらしいとの事。確かに!

多くの興味深い展示の中でも、別格に感動したのが実物ギター展示コーナー!
今回紹介したいのが”Fender Telecaster Custom”
ご存知キース・リチャーズの愛機。ロックンロールアイコンのひとつです。

95606 B


会場の解説、図録によると1972年製とありますが、これは間違い。
ボルトオンの構造上出荷年の多少の前後はある。別個体のコンバージョンのも視野に入れれば、決めつける事は出来ない。としても、ヘッドのcustomの表記が筆記体でない事からも、72年とは考えにくいです。
他にもミック・ジャガーのハミングバードなど、年式 詳細説明でクエッションマークがつくものが点在。
本人達もチェックしていると思うのだが、、よく言えばおおらかな(ずぼらでいい加減とも!)ストーンズ健在ということか?!
使う本人は製造年などには無頓着なのだろう。おまけに膨大な所有数。

173963 B


様々な書籍等、通説としては75年製という事で落ち着いています。
『ザ・ローリング・ストーンズ 楽器大名鑑』(DU BOOKS)でも本文中は75年製とあります。
75年アメリカツアー中の休日、キース御一行はミーターズのメンバーの紹介でテキサス州サンアントニオの楽器店を訪れる。
そこで購入したというのがこの個体。
面白いなと思うのが、、そのレシート(領収書)の写真がある事。そこにはシリアルナンバーも記されていて、
S/N 556094

98443 B


とある。Gruhn’s Guide to Vintage Guitarsで照合すると1974年製という事になる。
前述の通り誤差はつきものなのだが、入手が75年6月5日である事からすると前年の74年製である可能性もあり、そちらに傾きたくもなる。
(ちなみに、額面はケース代込みで364ドル!)
1年や2年の差は些細な事。音楽の本質と直接関係ないかもしれませんが、職業柄(?)もあり気になります。
ギター好き ストーンズ好きとしては、エピソードやストーリーにワクワクしてみたり、面白がって楽しむわけです。

しかし!会場では、いちファンとして興奮で気持ちが先走り、頭も回らずで、
探究心よりもギターの存在感に圧倒され、見入るばかり、、
お約束の記念撮影もしてしまい 好きだなぁこのギター

111513 B


自分のストーンズ初体験は高校時代。先にファンになっていた友人達と『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』を映画館に観に行った事。いやその友人宅でライブアルバム『スティル ライフ』を予習で聴いたのが先だ。
そして当時の最新(ラスト)スタジオアルバムが『刺青の男』。
つまり81年USツアー(と82年ヨーロピアンツアー 2つで通称”タトゥーユーツアー”)がストーンズ原体験となるわけです。
そのツアーで、レギュラーチューニングのほとんど(カポ曲除く)の場面でキースが手にしていたのが、この黒のテレキャスターカスタム。(最近に置き換えると黒の355の立ち位置?)
記憶に刻まれ、刷り込まれ、こびりついて離れない(笑)そんな一本なのです。

次回へ続く


エピソード込みで(?!)
買取いたします!
「専門店ならではの確かな査定」


次はあなた自身のストーリーを刻んでください! 
「人と楽器が再び繋がる。」
USED楽器専門サイト U-BOX

店舗情報

イシバシ楽器池袋店

IKEBUKURO STORE

〒170-0013

東京都豊島区東池袋1-50-35 P’Parco 7F

TEL:03-3980-1484

営業時間:11:00 ~ 21:00

アクセス:【JR】池袋駅(徒歩1分)

【東京メトロ】池袋駅(徒歩1分)

【私鉄各線】池袋駅(徒歩1分)

SNS:
Twitter
Facebook
Instagram