意外と知らない?Warwickの歴史と特徴!!

今や数多のベーシストに愛され、不動の地位を築いているWarwick(ワーウィック)ですが、じゃあいつできたのか?Warwickのベース作りに対する考えとは?等々、意外と知られていなかったりもします。そんなある意味謎に包まれたWarwickの歴史を、今回はシンプルにご紹介して参ります!

153721 B


[1982年Warwick社設立]

1457444 B


Warwick社は1982年に当時の西ドイツにて、24歳だったハンズ・ピーター・ウィルファー氏により設立。
彼の父親も当時全盛期だった大手楽器メーカーの創業者で、幼少期から父親の楽器工場で遊び、楽器に関する知識をそこで学んでいたと言われています!


224509 B


176812 B


設立当初、ベースのネックを安定させるための木材選びに難航。たどり着いたのがウェンジネックでした。
また、ネックに仕込むトラスロッドには両方にまわせる2Way方式を採用。この仕様は現在でも同社でよく使われており、設立当時からWarwickの基礎は出来上がっていました。


[1983年ストリーマー・ステージI発表]

128472 B


そして設立から1年後の1983年、「ストリーマー・ステージI(Streamer Stage-I)」を発表。

当時、ベース市場はFender社のジャズベース、プレシジョンベース等が主流でした。そんななかで、「一回りも二回りもボディが小振りで、人の体にフィットするよう複雑に削られ、直線が見当たらないほどの流線型」を特徴としたベースは画期的で、先に発売した他メーカーのモデルがすでにヒットしており、ベーシストから注目を集めていました。しかし流通量がそんなに多くなかったこともあり、市場は欲しくても手に入らないという状況でした。

そこでストリーマーの登場。これがヒットモデルとなり、クオリティの高さからWarwickはたちまち評価されました。皆さんご存知の定番モデルですね。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、ストリーマーは、流線型のコンパクトボディにアクティブピックアップを搭載したベースの先駆け、S社のモデルに似ていたわけです。ですがWarwick社オリジナルのネック、ナット、ブリッジ、ピックアップ等を採用し、Warwickのこだわりが詰まったモデルでした。


[1984年サム・ベース発表]

152274 B


ストリーマーの登場から更に1年後、1984年「サム・ベース(Thumb bass)」を発表。

こちらも今となっては代表的なモデルです。このモデルでワーウィックの名は一躍世界に知られ、確固たる人気を得ます。特徴として、目を引く斬新なデザインのコンパクトボディ。ストリーマーと比べて、更にボディをコンパクトにすることで演奏性を向上、ピックアップもブリッジ寄りに配置することで硬質でレスポンスの良いサウンドになり、その特徴から高速スラップなどのトリッキーなプレイを得意としました。
そしてボディを小さくしたことで、楽器としてのトーンが犠牲にならないよう新しく採用された密度の高い木材。それが当時他メーカーであまり使われる事のなかったブビンガオバンコール、ウェンジなどで話題になりました。




それ以降、ストリーマー・ステージII、ドルフィン・プロ、コルベット・プロライン等、人気モデルを次々と発表。ストリーマーも現在に至るまで、様々な派生モデルが作られました。Warwickの歴史作り上げたのは上記の2機種であることは間違いありません。




●そんなWarwickの楽器作りへの拘り、ブランドコンセプトとは。

それはずばり

「木材の自然な鳴り」「木が放つサウンド」
の追求です。


230285 B


Warwickの楽器作りは「木材」に拘っています。
ウィルファー氏は「ベースは、ギターよりウォームな低音をださなければならないので、より高密度な木材を使う必要がある」と述べています。

ウェンジネックやブビンガ、エキゾチックウッドなど当時あまり使われていなかった木材を、次世代のトーンウッドとして可能性を見つけ出し、積極的に採用していきました。
そんな若き才能を持ったウィルファー氏の木材への情熱が、ベース業界に新たな常識を打ち立てたと考えると、楽器好きの私達も胸が熱くなってきます!




Warwickには、ロマンが詰まっています!!!!!





最後に当店に在庫してますWarwick、その中でも特に美しい2本の杢目をご覧ください。

228966 B

*画像は「Custom Shop Streamer Stage I 5st Buckeye Burl 」。

238641 B

*画像は「Masterbuilt Series / Streamer LX4 Birds Eye Poplar Top 」。


如何だったでしょうか!
まだまだWarwickの拘りはたくさんありますが長くなってしまうのでそれはまた今度。設立から振り返ってみると、Warwickの素晴らしさがよくわかります。私もブログを書きながら、さらに好きになりました!!!


名古屋栄店のWarwickはこちら!

Warwickを手に取り、次に新しい時代を作るのはそこのあなたです!!!


【Warwickの事なら名古屋栄店にお任せ下さい!!】
イシバシ楽器名古屋栄店にはドイツWarwick本社に複数回赴き、工場視察を始め木材の選定・オーダー等を行った経験のあるスタッフが在籍しております。お客様に合った1本をお選びするお手伝いをさせて頂きますので、お気軽にお問合せくださいませ。


※当ページに掲載されている画像、文章等の転載、二次使用等はご遠慮下さい。また、当ページをご紹介いただく場合は、画像、動画等に直接リンクをしないようにお願いします。
※商品情報や価格、在庫などは投稿時点の情報です。既に在庫切れ、販売終了となっている場合がございます。現在の正しい状況については下記店舗へ直接お問い合わせください。また、当ページに掲載されている画像、文章等の転載、二次使用等はご遠慮下さい。

店舗情報

イシバシ楽器名古屋栄店

NAGOYA SAKAE STORE

〒460-0008

愛知県名古屋市中区栄3-4-5 スカイル9F

TEL:052-243-1484

営業時間:11:00 ~ 20:00

アクセス:【地下鉄東山線】栄駅(徒歩5分)

【名城線】栄駅(徒歩5分)

SNS:
Twitter
Facebook
Instagram