楽器屋さんに聞け!おすすめロック系スネアドラムBEST3

?担当者が選ぶロックにおすすめのスネアドラム?

2016-04-05 こんにちは

スネアフロアの松岡・荒巻です。

桜も満開で非常に心地よい季節ですね!

今日はそんな「心地良いROCKビート」

叩き出すのに最適なスネアを

担当者チョイスのランキング形式でご紹介。

担当者の「生」の率直な声をコメントにしてみました。

これから初めてのスネアを選びたい!

って方にも非常に参考になるはずです。

以前紹介した、

わからないことは楽器屋さんに聞け!スネア選びのカンタン基礎知識
わからないことは楽器屋さんに聞け!スネア選びのカンタン基礎知識2

このへんも参考にしながらご覧頂けると幸いです。

それでは早速っっ!

■スネア担当 松岡が選ぶロックスネア ■
◇第1位◇LUDWIG LM402 14×6.5 Supraphonic
LUDWIG LM402


<松岡コメント>

はい、誰もが認める定番モデルです、
ひねりが無くてスイマセンm(__)m
何故1位かというと
私が個人的にものすごーくお世話になったスネアなのです。
今は現役プレイヤーから退いて(ほぼ隠居してます)しまいましたが、
私もかつてはロック系のドラマーの端くれ、
ライブを月に6?7本こなす時期も有りました。
そんなハードなスケジュールの中で、
どんな場所でも、いかにラフに使っても、
とにかく代わらぬ存在感を生み出していました。
チューニングも案外幅広く、レコーディングも困ったらコレ、
ハイピッチでも、ノーミュートでも、デッドサウンドでも、
とにかく扱いやすいというのが最大の魅力。
一方、チューニングが緩みやすい、
ストレイナーがちょっと壊れやすい、
そんな弱点もありますが、
それ以上に間違いないサウンド、使い勝手の良さは、
やはり402の信頼度は抜群です。
私もいわゆる「ボンゾの音」に憧れて買ったクチですが、
最終的には「多用途」さに魅力を感じるようになりました。
コレ1台で何でも!
というめんどくさがりなロックドラマーには
最高の機種かと思います、おすすめです!

14x6.5インチ
アルミニウムシェル(クロームメッキ)
パワフルさ ★★★★☆
音ヌケ ★★★★☆
音の太さ ★★★☆☆
レンジ ★★★★☆
扱いやすさ ★★★★★





◇第2位◇
PEARL CS1450 CHAD SMITH MODEL
チャドスミスモデル

<松岡コメント>

これもまた定番パールのベストセラーモデルです、
またまたひねりが無くてスイマセンm(__)m
しかしこのチャドスミス スネア実に優秀で、
スチールの14x5インチという
どこにでもありそうなスペックながら、
物凄くまとまりの良い素直なサウンド、
そして周りが爆音でもちゃんと抜けます。
しかしながらソリッド過ぎず、
適度に柔らかさも感じられるのもいいところ。
思い切りブッ叩いて気持ちよい、
まさにロックドラマーのためのスネアです。
しかし残念なことに、
ここ最近でモデルの主「チャド・スミス」は
パールのモニターを辞めてしまったようで、
今後このチャドスミスモデルは廃盤になってしまうようです。
とにかく彼のサウンドにピッタリのモデルだっただけに残念ですが
細かいフレーズもそつなくこなすロックのスタンダードモデルは、
パールの「名器」として語り継がれるのは間違いないでしょう。

14x5インチ
スチールシェル(ブラックニッケルメッキ)
パワフルさ ★★★★☆
音ヌケ ★★★★★
音の太さ ★★☆☆☆
レンジ ★★★☆☆
扱いやすさ ★★★★★




◇第3位◇
SAKAE SD1465BV
サカエ ブビンガ スネアドラム

<松岡コメント>

最近のロック系サウンドをイメージするなら、
個人的におすすめなのがコレ、
サカエのブビンガ6.5インチです。
サカエのスネアはどれもデザインが良いですね、
実際カラーも豊富でいつもオーダーする時は
どれにしようかな??と迷ってしまいます。
そんなサカエのブビンガ、
ウッドの定番、メイプルよりも暗めなトーンで、
比較的ローピッチでも安定して鳴ります。
特に最近は「ファット」で「沈む」ような
スネアの音色がよく多用されているように感じます。
そんな最近のサウンドにピッタリで、
なおかつ、木胴ながら「ガッツ」のあるサウンドで
ライブ派ドラマーも安心して使えるはず。
個人的にはアタックの強調される、
内巻きの「マイティーへイローフープ」仕様がより最適かと思います。
適度にタイトでほどよく暴れ、いい感じにまとまってくれます。
個人的にはあまり「木胴」を使わないのですが、
とにかく「ガツン」とくる叩き心地は最高に気持ちよいです。

14x6.5インチ
ブビンガシェル(10プライ 10ミリ)
パワフルさ ★★★★☆
音ヌケ ★★★★☆
音の太さ ★★★★☆
レンジ ★★★☆☆
扱いやすさ ★★★☆☆






■スネア担当 荒巻が選ぶロックスネア ■
◇第1位◇
LUDWIG LM402 14×6.5 Supraphonic
LUDWIG LM402


<荒巻コメント>

ROCK,,,と聞いてパッと思いついたのがこのスネアでした。
結局ROCKといっても多種多様。
様々な音作りがあって、時代によって音量もかなり違う。
じゃあ、より幅広くカバーできるモデルは?
どんな曲作 りにも馴染みやすい音色は?
、、、となるとLM402かなぁと思います。
もし1台で渡り歩くならこちらのモデルがオススメです。

14x6.5インチ
アルミニウムシェル(クロームメッキ)
パワフルさ ★★★★☆
音ヌケ ★★★★☆
音の太さ ★★★☆☆
レンジ ★★★★☆
扱いやすさ ★★★★★



◇第2位◇
TAMA KA-145 Track Master Kenny Aronoff Signature
タマ ケニーアロノフ


<荒巻コメント>

タマのケニーアロノフモデル!
いわずと知れた、アメリカファーストコールドラマーです。
ジョンフォガティのようなカントリーテイスト溢れるスワンプロックから、
スマッシングパンプキンズなどのオルタナ系まで幅広くサポート。
日本人でも矢沢永吉さんやB’zの稲葉さんなどの
レコーディングに参加しています。
よくグルーヴって言葉を聞きますけど、グルーヴにも色々あって、、、
ケニーのグルーヴには個人的にすごくドライヴ感を感じます。
そして楽器の音色ってプレイに物凄く影響を与えるので、
きっとこのモデルは考え抜かれたスペックなのかなと。
今回ご紹介したのは中古品で、ひと世代前のもので、
ブラスフープにブラスシェル組み合わせですが、
ここがポイント、金属なのにどこか温かいブラスの音色。
ケニーのスリリングなのに包み込むような
ドラミングには欠かせない楽器だと思います。

14x5インチ
ブラスシェル(ブラックニッケルメッキ)
パワフルさ ★★★★★
音ヌケ ★★★★☆
音の太さ ★★★★☆
レンジ ★★★★☆
扱いやすさ ★★★☆☆





◇第3位◇
SAKAE SD1465TR Trilogy 14×6.5
サカエ トリロジー


<荒巻コメント>

サカエ トリロジー、
ロックの中でもいわゆるヴィンテージロック。
大体50s?60sくらいの音楽って、
スネアがすごくオープンで明るい音色な場合が多い気がします。
※もちろんデッドなサウンドもあるけど、、、
ヴィンテージロックって
やっぱり当時の機材を使ったほうが雰囲気を作りやすい。
しかし当時の楽器は何せ値段が高い!
※楽器屋がいうのも何なんだけれど、、、
そこでオススメするのがこちらのモデルです。
そしてヴィンテージの機材よりも比較的音量も稼げるんです。
今の音楽に使うのもスタイリッシュだし、
もちろんアーシーなロックにも似合いますよ!

14x6.5インチ
3プライ ウッド (メイプル/ポプラ/メイプル+レインフォースメント)
パワフルさ ★★★☆☆
音ヌケ ★★☆☆☆
音の太さ ★★★★☆
レンジ ★★☆☆☆
扱いやすさ ★★★☆☆





いかがでしたか??

まだまだご紹介したい良いスネアも沢山ありますが、

今回は担当が考えに考え抜いた5機種をご紹介致しました。

LUDWIG LM402は両者のBEST1という

偉業?をなし遂げましたが、

伊達に50年以上も作り続けられていない楽器、

数々のロックレジェンド達が愛用し続けていた、

その歴史を感じることが出来るでしょう!


今回はROCK向きスネア編でした、
また次回は、POPS向き編をお送り致します。


それではまた!

■この記事を書いた人
松岡

松岡 武 Takeshi Matsuoka

中学生の頃突然ドラムに目覚め、そのままのテンションで音楽の専門学校に入学。卒業後よりイシバシに勤務し早12年、「御茶ノ水ドラム一筋」です。20代のころはジョン・ボーナムにあこがれすぎて24インチのライドをバカバカ打ち鳴らしてました。豊富な現場経験を生かしたその人に合った楽器のチョイス、チューニングやメンテナンスポリシーで、様々なタイプのドラマーをサポート致します!


MATSUOKA