こんにちは、今回の記事を担当致します池袋店の及川です!
今回私は昨年2025年に発売されました、コンパクトエフェクター「RT-2 Rotary Ensemble」をご紹介します。
RT-2はヴィンテージ・ロータリー・スピーカーのサウンドを備えたエフェクターとなります。もしかすると読んでいる方の中にはロータリー・スピーカー? と疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、これはアンプのスピーカー自体がモーターによって物理的に回転する事によって特徴的な音の揺れと空間的な広がりを与えるスピーカーです。回転の停止や速度を切り替えることで生まれる、リアルタイムな音色変化も魅力の一つです。かなり特殊で珍しいスピーカーですが、RT-2はそのサウンドをコンパクトサイズでお手軽に楽しめるエフェクターとなっております!
実は過去にもRT-20というロータリーエフェクターが販売されていましたが、RT-2はDSP技術、CPU性能、モデリング技術が大幅に進化しており、音質が格段に向上しています。また、RT-2の開発にあたり、ロータリー・スピーカーの中でも伝説的な名器「Leslie 122」を、Roland本社にある無響室でモデリングしたそうです。BOSSの技術が存分に積み込まれたエフェクターとなっております。
それではRT-2の機能を紹介します。
FAST、SLOWノブ
FASTとSLOWノブから2パターン設定でき、FASTとSLOWの状態はペダルスイッチの操作で切り替えられます。RT-2は、回転速度を切り替えた際にローターが加速もしくは減速することによって生まれる音色変化も再現しており、背面のRISE/FALL TIMEスイッチでトランジション・スピードを2パターンより選択できます。また、中央のディスプレイで視覚的にスピードを確認できます。
3つのモード
RT-2は3つのロータリーサウンドのモードを楽しむ事が出来ます。
Mode-1
Leslie 122スピーカーのサウンドを忠実に再現したモードです。温かみのあるサウンドで、立体的で心地のいい揺らぎを存分に楽しめます。
Mode-2
Mode-1よりワイドレンジで明るくはっきりとしたサウンドのモードです。音抜けが良くなっており、より広がりのある揺らぎを得る事が出来ます。
Mode-3
より激しく明瞭で輪郭のある回転感を持っているモードです。DRIVEの可変幅が拡張されており、オリジナルでは出せない激しい歪みを出す事が出来ます。
3つのモードにより多彩なサウンドを作り出す事ができ、汎用性が高く使いやすいエフェクターとなっております!
DRIVEサウンド
先程の説明にも少し出て来ましたがRT-2にはDRIVEも内蔵されております。こちらも「Leslie 122」のサウンドを忠実に再現しているそうです。こちらの歪みサウンドが秀逸で、真空管アンプ特有のサチュレーション・倍音を持っており、Mode-3にする事でオーバードライブの深い歪みまで出す事が可能です。ロータリーを使わずDRIVE単体でも使用する事もできますので、単純な歪みアンプとしての使用もオススメです! また、背面のスイッチをBALANCEに切り替えると、DRIVEノブでトレブル/ベース・ローターの音量バランスを設定できます。
多彩なコントロール
本体のペダルスイッチだけでエフェクトのON/OFFやFAST/SLOWの切り替えが可能です。ペダルスイッチの動作モードは4タイプより選択可能ですので、好みに合わせた最適な操作に設定可能です。別売りのフットスイッチを追加すれば、FAST/SLOWの切り替えを独立して操作でき、ローターの回転を徐々に減速させ停止させるBRAKE機能も使用可能になります。また、エクスプレッション・ペダルを追加すれば、割り当てたパラメーターを足元で自在にコントロールすることができます。
ざっくりですがRT-2の紹介となります! やはり魅力はその特徴的なサウンドです。コーラスやビブラートとも違った独特な揺らぎが唯一無二であり、一台あればギタリストのインスピレーションを更に広げる事が可能なエフェクターだと感じております。また、歪みサウンドについてもこれ単体のクオリティが非常に高くかなりオススメです。 少しでも気になった方は実際に店頭にてお試しくださいませ!
