JUPITER-Xmはいいぞ
2019-11-29 デジタルフロアからこんにちは(・?・)アナログシンセ布教マンです。アナログ…のまねをしたデジタル!しかしそのアナログ再現度ときたら、本体内に温度計を仕込んで使ってるうちにピッチがあやしくなるところまで再現できる変態レベルのアナログモデリングシンセ!
JUPITER-Xmさまが発売されました!(11/23日に)

ブログが遅くなってしまい申し訳ないです…(;?;)忙しくてなかなか触れなかったのです…
して、JUPITER-Xmさま、まだ搭載スピーカーでしか音を聴いていないのですが、なかなか上品で良い音です…さすがJUPITER…
(さっそく作った音を録音して知人に聞いてもらったら実機より良いといわれてしまいました\(^o^)/)

上部の穴といいJUPITERの書体といいJUPITER-8ぽくなりやがって…おませさんめ…
(プロトタイプではJUPITER-80っぽい書体だったのに)この穴からスピーカーの音がいい感じに出てきます。
JUPITER-Xmさまは、JUPITER-8、JUNO-106、JX-8P、SH-101、XV-5080、RD-700というROLAND歴代のシンセをこの小さいマシンで完全再現してしまうやばいやつです。(例によってざっくりとした説明)
操作感は使い方によってはシンプル。

「SCENE」やら「PART」からの数字ボタンでプリセットをよびだして、

I-ARPEGGIOをONにすればたーのしー!という具合です。
もちろんすぐ選択できるものだけでなく、モデルごとにたくさんのプリセットが用意されているので、登録したいPARTを選択→「MODEL」でJUPITER-8とかJUNO-106とかのモデルを選択→ENTERでモデルごとのプリセット選択画面へ
てな感じで他の音色も呼び出せます。
I-ARPEGGIOはROLANDシンセ史上新たに搭載された変態機能で、
鍵盤を弾いた順番とか強さとかから空気を読んでアルペジエーターを動かしてくれるという謎の人工知能的機能です。
これがまた簡単にノリノリな曲を作れて良い…
というわけでJUPITER-Xmはこんな方におすすめ:
・ROLANDの音がLOVEの人
・手軽にノリノリな曲を作りたい人
・小型でいい音のシンセがほしい人
・今MICROKORGとかでEDMとかを作っているけど、そろそろもっとすごいシンセがほしいな~と思っている人
最後妙に具体的だな!?(セルフツッコミ)
JUPITER-Xmの手軽さ、ノリのよさ、コンパクトさはMICROKORGと相性が良い気がします。

特にMICROKORG Sとの組み合わせは!!お互いにスピーカーつきなので最高です!!
これからは2台持ちですよ!!
一方、とにかく音を作らなければ気が済まないエディット厨のアナログシンセ布教マンとしては、
「パート選択→モデル選択」はまだしも、
オシレーターを選択するために「FUNCTION」→「数字ボタン」と押さなければならないのが少し面倒でした。
来年発売予定のでかいやつ「JUPITER-X」にはオシレーター選択専用のボタンがあるようなので、音作りに集中したい方はJUPITER-Xを待つのも良いかもしれません。
また、JD-Xiより奥行きが増えて弾きやすいとはいえ、そもそも鍵盤が少ないので、バリバリ弾きたい人もJUPITER-Xを待ちたいかもしれません。
とはいえ、やはりコンパクトなマシンでここまでいろいろできて、しかも音が良いのは魅力的なので、据え置き用と持ち運び用、お金があれば両方買いたいところではあります…悩ましい…

あっ、JUPITER-Xmを載せるにもぴったりなミニキーボードスタンドも在庫ございます!ぜひ!
というわけでJUPITER-Xm、気合いれて店頭展示中でございます!ぜひその能力をたしかめにお越しください!(・?・)