【コラム】Taylor 314ce 3世代一気展示

段階的に移り変わる仕様の変遷を体感できます!

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只今テイラーの人気モデル、314ceが中古で入荷しました。

今回入荷の個体は2004年製。
前回入荷して販売中の中古が2011年製。
そして先日2015年に最新入荷した新品が2014年製。
ということで、せっかくなのでそれぞれの細部の違いを検証してみましょう!

メインは2004年製の個体と2014年製の個体の比較になります。
まず一番大きな違い

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ネックジョイント方式です。
左側が現行のスカーフジョイント、右側が2000代前半まで採用されていたフィンガージョイントと呼ばれる制作方法です。
その名のとおり指と指が絡み合ってタイトに接合されている仕様です。
当時DVD等でその優位性を確認したのですが、確かに強度テスト(ネックにわざと圧力をかけて何Kgで折れるかを試験するアレです・・・)の数値的にも1ピース物より圧倒的な強度を保っていたのを憶えています。
テイラーでは一貫して上位モデルでもヘッドとネックを1ピースにせず強度とプレイアビリティを優先している事は広く知られていますが、その時点その時点でベストと考えたものを積極的に導入し、改良が必要であったり、より良い手法が見つかった場合にはスパッと切り替わるダイナミックさもプレイヤーを虜にし続ける肝ですね。

さて、次です。

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エンドピンジャック部分に一体成型となっているバッテリーボックスが違うのがお分かりいただけますでしょうか?
左が現行モデルで9V電池を挿入します。
右が2004年製で、なんと単3電池2本挿入で駆動します!
これは便利だったんじゃないかと思うのですがいかがでしょうか。

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これはもうお馴染みになりました2014年発表のNEW SYSTEM ES2です。(前方)
ブリッジ正面に穴を空けられた時には度肝を抜かれましたが、今や“あぁ、あの最新のヤツね”と受け入れられる方も随分多くなったのではないでしょうか。

あと細かいところではTOPバインディングの巻き方が違うんですね。
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手前が近年物です。
以前は3プライで外側の黒色が色濃く出ている印象だったのですが、現在は5プライで白が際立つ仕様ですね。
ちょっとしたマイナーチェンジです。

それとポジションマークのドットの大きさが違います。
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右の最新モデルのほうが小さいのが分かりますでしょうか?
これは比較的近年に各モデルの見られる仕様変更です。

以上のようにオフィシャルにその都度発表されていなくてもギターは日々進化し続けています。
また、“あの時のあの仕様が好きだったのに、もう手に入らないのか?”という事もよくあると思います。

そんな想いと共に現在同じモデル314ceが3台展示中です。
ぜひお好みのこだわりの一本を探し当ててみてください。

それぞれの詳細画像はこちら

店舗情報

イシバシ楽器池袋店

IKEBUKURO STORE

〒170-0013

東京都豊島区東池袋1-50-35 P’Parco 7F

TEL:03-3980-1484

営業時間:11:00 ~ 21:00

アクセス:【JR】池袋駅(徒歩1分)

【東京メトロ】池袋駅(徒歩1分)

【私鉄各線】池袋駅(徒歩1分)

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