GIBSONボーズマン工場ツアーの後編です。
この日は雹が降りました。モンタナの気温は夏でも涼しく、湿度も一定です。空が広く空気がおいしく感じます。8月というのに少し肌寒いくらいでした。
お世話になるDONさんです。GIBSONの全てを知り尽くすお方で、ギター作りへの熱い気持ちを持っている人です。工場見学の際には全ての工程を事細かに説明してくれました。
昼食はDONさんがサンドイッチをオーダーしてくれました。ボリュームがあって美味しかったです。
工場内は撮影不可だったのでスケッチしました。フレットは長いワイヤーをカットし、プレス機で一つ一つ取り付けます。自動で機械で取り付けるのではなく、人が寸法を測って手動でプレスします。一部のサンディング以外、GIBSONアコースティックはこのように非常にアナログな手動の工程で作られます。サイド材を各モデルの型にするプレス機は1~2台づつしかなく、同じモデルを大量に生産することはできません。
買い付けを行いました。オーダー品や世に出ていないものなど、現地でしか仕入れることが出来ないものを仕入れました。サウンドや演奏性もチェックして、良いものを選びました。シーフォームグリーンのSJ-200はDONさんの一押しで、素晴らしいフィーリングだったので迷わず選びました。サウンドも演奏性もバッチリです。
ボーズマンにあるMUSIC VILLAという楽器店に行きました。鬼気迫る凄いカスタムを施されたSJ-200がありました。スタッズやジュエリーで装飾され値段は表示されていませんでした。その他ブルーグラス専門コーナー、日本のYAMAHAのFS9シリーズもありました。壁にハンギングされたGibsonアコースティックなど、土地柄かアコースティック楽器が多いです。楽器店に行くと色々なインスピレーションが湧いてきます。
食事はこの土地ならではの食べ物にしようと思い、バイソンのステーキをいただきました。とても美味しかったです。ボーズマンの人々はウェイターの方やスーパーマーケットの店員さんやすれ違う人々もみんな優しくしてくれました。
帰りのボーズマン空港では多少時間があり、空港内のグリズリーの銅像や恐竜の骨のモニュメントを見ることができました。GIBSONアコースティックゆかりの土地ということもあり、GIBSONのギターも展示されていました。
日本に戻ってきて、アメリカに行く前は不安もあったのですがやはり行けて良かったと強く思いました。関わっていただいた方々にこの場を借りて御礼申し上げます。
モンタナで選んで買い付けたギターが御茶ノ水HarvestGuitarsに10本ほどやってきました。どのギターも素晴らしく、Gibsonギターへの誇りと敬意に満ちあふれています。
ぜひ御茶ノ水HarvestGuitarsの3階に見に来てください。
↓★★Gibsonファクトリー現地買付品★★特集ページをごらんください。どれも確かなギターばかりです。
https://www.ishibashi.co.jp/sp/shtml/gibson-handpick-03/
永嶺