中古MS-2000が入荷しました
2019-06-07 デジタルフロアからこんにちは(・◡・)アナログシンセ布教マンです。アナログ…をまねしたデジタル…バーチャルアナログ!MS-2000が入荷しました。
2000年に発売されたのでMS-2000。それはバーチャルアナログが一世を風靡した時代でした。

かっこいい…(・◡・)今でも人気のある名機です。
エンジンはハイパーロングセラーMICROKORGと一緒なのですが、音作りしたい人にとってつまみが多いのはありがたいですよね。(出音も若干違うみたいです)

音作りしない人にとっては「つ、つまみがいっぱいだ…こわい」になるかもしれませんが、
落ち着いて見てください!ただの2オシレーターにミキサーにフィルタです!minilogueと一緒ですよ!radiasの方がパラメータ隠れててこわい
MS2000は案外シンプルでとっつきやすく、凝りたい人は結構こだわれるタイプのシンセだったのです。
そうそう、オシレーター1にピッチがないな?と思いましたか?ピッチはないです!へんてこサウンドばっかり作ってないで音楽をしろということでしょうか
いわゆるPULSE WIDTHとかノコギリ波の形が変わるやつも「CONTROL1」「CONTROL2」にまとめられています。「CONTROL1」で変化量を調整して、「CONTROL2」でLFO1と連携させるのが主な使い方ですね。普通の波形でないとき、たとえばノイズのときはこれがカットオフとレゾナンスに変化したりしますが…
また、「EDIT」を押してから「1」を押すとヴォイス・モードの変更が出来るのですが、ここでVOCODERを選択すると、こだわりのボコーダーとして音作りができちゃいます。
VOCODERじゃないときもオシレーターの波形選択で「AUDIO IN」にすることで外部入力が使えますよ!他の音源と組み合わせて無限の音作りをしましょう!

個人的たのしーポイントはやっぱりここ!右下のバーチャルパッチです。(・◡・)
4ルートのパッチングを保存できるようになっています。
「SELECT」でパッチ1-4の4つのうちどこにパッチングを保存するか選んで、ソースとデスティネーションを選ぶだけ。パッチ1-4のつまみでモジュレーションの強さを調整できます。
具体的にいうと、弾いた時のベロシティーによってカットオフが変わるようにしたり、
LFOでピッチをゆらしたりできるわけです。

ADSRとかは下にずらっと並んだつまみにあります。
実はこの下にずらっと並んだつまみはMOD SEQUENCEと共用という面妖なつくりになってます…たしかに同時にエディットすることはなさそうな項目ですが、面妖なつくりです…
MOD SEQUENCEとは、鍵盤を押した間、任意のパラメータを自動でうねうね動かしてくれる機能です。うねうね動かすときの動かし方は好きなように設定できて、
minilogueみたいにリアルタイムで入力してもいいし、
左側の「SELECT」を押してSEQのいずれかを点灯させると、1ステップごとに設定するモードに入れるので、下にずらっと並んだ16個のつまみで設定してもよしです。(16ステップ設定できます)(どのパラメータを動かすかは「EDIT」から変更できます)
ステップごとに設定する方法をとると、人間には到底不可能な極端なパラメータの変更が瞬時に行えるので、より宇宙な音が作れておすすめです。
これらMOD SEQUENCEは3つ同時に使うことができて、鍵盤を押している間、カットオフがギュインギュイン動き、レゾナンスがギュインギュイン動き、ピッチがギュインギュイン動くような音が作れます。
ちなみに普通のシーケンサーはありません。(謎のドヤ顔)

というわけでMS2000…普通のデジタルシンセより太い音がして、つまみたくさんでいろいろできてたのしーMS2000…(・◡・)買い取らせていただいたときは(失礼ながら…!)少しホコリっぽかったですが拭いたらなかなか綺麗になりました。ぜひ…(・◡・)
※この商品は販売済となりました。ありがとうございます!