第4弾は1988年製Gibson Les Paul Custom Ebony!!
2019-04-06「Gibson / Les Paul Custom Ebony 1988」
販売価格¥248,400(税込)【ご購入&お問い合わせページはコチラ!!】

どうも輸入フロアです!今回エレキギター解体新書第4弾は、前回と同じカスタムですが、バインディングカラーが超カッコいいレギュラーラインの88年製レスポールカスタム!!
早速チェックしていきましょう!!
まず何がカッコいいかというと『バインディング』!!


この頃のバインディングは黄ばんでカッコよくなります!
因みにこの頃の白カスも全体的に黄ばんでメチャメチャカッコよくなる個体が多いですね!
ボディトップは3Pcs

当時のスタンダード同様トップのメイプルは3pcs。
経年変化による塗装の曳きで薄らとプライ部分が確認でき77年からの仕様です。またボディバックはマホガニー1Pcsバックとなります。
ヘッドロゴ

ギブソンロゴは少しカクカクしており、スプリットダイアモンドインレイもちょっと大きく見えます。
またその突き板下地もブラウンに透けていたり、ヘッドの形状も前回の57LPカスタムより先端が尖っており違いがよくわかります!
フロントPUキャビティ

前回の57LPカスタムと比べ、ネックの中子がキャビティ内で見えず、ディープジョイントでない事がよくわかります。
またスイッチの配線ルーティングも大きい事がよくわかります。
リアPUキャビティ

フロント同様57LPカスタムと比べ、スイッチの配線ルーティング形状が違い『くの字』で比べて大きくなっております。
PUは刻印ハムバッカー

パワーは抑え目で当店計測値で直流抵抗値はフロントリア共に約7.6k。
前回57LPカスタムに搭載されたBurstbucker1&2と比較して、ローミッドを強調した印象です。
どうやら88年以降いわゆる基盤タイプのPU『HB-L』『HB-R』が順次搭載されますが、オリジナルの90年製カスタムに刻印ハムバッカーが搭載されていた事もあり混在しているものと思われます。
今後もう少しサンプルを取っていきたいですね。
フラットなコントロールキャビティ

底面をフラットに削っている為スチールのプレートで角度を付けていることが確認できます。
POTはオリジナルの88年製、コンデンサーはセラミックタイプが搭載されております。
前回の57LPカスタムと比較してPUやスイッチに向かうルーティングの形状・大きさ・位置が違います。やはりこちらのが少し大きいですね。
底面にメイプルの木目が見えたり、ボディバックがパンケーキ構造でない事がよくわかります。
リアルなウェザーチェック

ボディトップ&バックには使用・経年変化により貫禄のウェザーチェックが発生。カッコいいです!
最後に・・・、
ワイルドな男の象徴『レスポールカスタム』ですが、こちらの個体それにしてもキレイ・・・。
どこかに何かあるはず・・・、
探してみると・・・、
『メタリカいるっ!!』

薄っすらですが『メタリカ』の『Live Shit』のステッカー跡を発見!!パッと見分からないのですが、ブックライトや強い照明を当てると浮かび上がります!!
やっぱりカスタムですね・・・、何かいます!
最後に・・・、

ウェイトは約4.80kgと流石の重さですが、カスタムプレイヤーにはなんてこったありません!
もしこの重さをどうにかするのであれば筋トレしかありません!見た目がシュッとして、よりカスタムが似合う憧れの体型に!
80年代後半から90年代前半に青春を謳歌したプレイヤーには堪らないルックス!
使用感は年式相応にあるもののすべてがカッコいいです!
引続き資料がありそうでないこの時期のレスポールを解析してしていきたいと思います!
ギター解体新書!!第1弾はこちら!!「Fender Custom Shop 1960 Stratocaster Closet Classic」
ギター解体新書!!第2弾はこちら!!「Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS」
ギター解体新書!!第3弾はこちら!!「Gibson Custom 1957 Les Paul Custom VOS Ebony」
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