Gibson Comparison Gold Top編
2019-03-22 こんにちは、何故こんにちはなのかって、、、
実は接客をしつつ書いていたら、
2日間かかってしまい、気付いたら閉店時間になっておりました。
がーーーーん (T0T)/
Finest Guitars店長:和田です。
完全に不定期ですと先に言っておきます。
少し真面目に不真面目に書いていきたいと思います。
Gibson Comparison Gold Top編
ご覧ください。

左から、1993、2010、2018年製造の1957Les Paul Standard Gold Topでございます。
お店にある、ギターを使って仕様変更等、
一緒に学んでいきたいと思います。
では、はじめましょー

1993)リテナー付きで、少し丸みのあるABR-1に、スチール製のストップテールピース、
ショートスタッド
他のモデルに比べ、ブリッジの右側の位置が高いように見えます。

2010)リテナー無しで、少し角ばっているABR-1、アルミ製のストップテールピース、
ショートスタッド

2018)リテナー無しのABR-1、アルミ製のストップテールピース、ロングスタッド

1993)プラスネジ、フロント、リアピックアップ間の距離がピックガードをあっていないイメージ(個体差有り)

2010)2009年よりマイナスネジ採用

2018)マイナスネジ、材質、加工方法までオリジナルを徹底的に調べたトゥルーヒストリックパーツを採用。

1993)ノブ位置は、ボディの少し外周よりに位置しており、
市販されているヒストリックパーツノブを使用(ゴールドが少し濃い)
シャフトが低く、ボディからノブの高さがやや低め

2010)2009年スペック変更このころから、少しテールピースに近くなり、ノブのカラーも少し薄くなります。シャフトが高く、ボディからノブの高さがやや高め

2018)トゥルーヒストリックパーツを採用、ノブ中央が凹みヴィンテージと同じく、
ブラスパウダーでフィニッシュされた本格的な仕様
シャフトが高く、ボディからノブの高さがやや高め

1993)ゴールドのフィニッシュは濃く、トップカービングが少し深い
ピックアップは、名器57Classic搭載

2010)薄くなった印象のゴールドのフィニッシュ、トップカービングは1993年製に比べ浅い印象 ピックアップは、Burst Bucker #1/#2搭載

2018)フィニッシュは2010年製より若干濃くなった、トップが―ビングは、1993年に近く深い ピックアップは、Custom Bucker搭載

1993)焼けているバインディング、マホガニーにかかる部分が厚い

2010)バインディングが薄くなったが、バックフィニッシュはアニリンダイではなく、ブラウンカラーをフィニッシュ

2018)バインディングも薄く色味も変わる

1993)フィンガーボードディッシュインレイの角は丸みを帯びており、
サイドのアールのせいか、少しボテッとした印象

2010)角のエッジがきつくなり、尖ったインレイ

2018)2010年製と同じくサイドアールもきつくなり、尖ったインレイ。
セルロース材を使用。

1993)ヘッドが小さく、ペグ位置がヘッド外周に近く
トラスロッドカバーもナットに近い、ペグは焼けているが旧ヒストリックパーツ

2010)2009年からペグ位置が変更され内側に入る、
トラスロッドカバーはナットから距離がある、ペグは変わらず旧ヒストリックパーツ

2018)ペグ位置は変わらないが、ペグヘッドがグリーンキーに変更され半透明になります。

1993)iのドット位置が低く、ロゴも焼けているが少し太い印象

2010)iのドット位置が高く大きい、ロゴは少し細い

2018)ロゴ、iドット共に1993、2010年の中間あたりの太さと位置

1993)個体差は勿論ございますが、
ネックジョイントヒールは小さめで少しつぶれた感じの個体

2010)1993年モデル良いネックジョイントヒールは大きくなる。
円周も大きくなっている。

2018)円の立ち上がり位置が高く大きい。

1993)カッタウェイのホーンは尖っている印象

2010)1993年製に比べ太く丸みがある

2018)スリムで1993年製に近いホーン形状

1993)ジャックプレートの角は丸み厚みがある。

2010)角、外周のエッジ部分が立っている。

2018)トゥルーヒストリックパーツが搭載されており、よりビンテージに近づいた印象
はぁぁぁ ざっと説明いたしました。
どの年代もそれぞれ特徴があり、良いサウンド!!
1993年製は、ピックアップも元気があり、ロックサウンド!!
2010年製は、ビンテージライクなピックアップですが、
歪みのノリも良く、オールマイティーな個体
※2010年製は、ブログ完成途中で販売か完了致しました。
ありがとうございました。
2018年製は、2010年製に比べ、より出力を抑えたピックアップが搭載されており
枯れた、ビンテージトーンが魅力
最後まで、飽きずに読んでいただいた方々、
本当にありがとうございました。
また機会がございましたら、お会いしましょう!!
以上、店長:和田がお届け致しました。
この記事を書いた人

和田 孝幸(わだ たかゆき)
御茶ノ水本店 FINEST GUITARS/1F ハイエンド・ギブソンフロア
御茶ノ水本店 FINEST GUITARS/1F ハイエンド・ギブソンフロア
池袋店キャスト時代、エフェクター、アンプ、国産エレキギター担当。御茶ノ水本店でのGibsonフロア責任者、渋谷店でのサブマネージャー兼Gibson責任者を経て、現在御茶ノ水本店Finest Guitarsの店長を務める。
所有GuitarはVintage 1968 Les Paul Standard、HC 1959 Les Paul など初めて購入したギターが、Gibson Les Paul Special TV-Yellowと、根っからのGibson好き。
60年代のブルースやロックからテクノ、ジャパニーズロックまで幅広く愛聴。年に4回、Gibson Factoryでの買い付けなどにも参加し、材料の選定から企画まで幅広く行っている。Gibsonが公式に認定する「Gibsonプロダクト・スペシャリスト」の資格を所有(No CS1402JP)。
Gibsonの事なら何でもご相談下さいませ。最高の1本を選ぶお手伝いを致します。
所有GuitarはVintage 1968 Les Paul Standard、HC 1959 Les Paul など初めて購入したギターが、Gibson Les Paul Special TV-Yellowと、根っからのGibson好き。
60年代のブルースやロックからテクノ、ジャパニーズロックまで幅広く愛聴。年に4回、Gibson Factoryでの買い付けなどにも参加し、材料の選定から企画まで幅広く行っている。Gibsonが公式に認定する「Gibsonプロダクト・スペシャリスト」の資格を所有(No CS1402JP)。
Gibsonの事なら何でもご相談下さいませ。最高の1本を選ぶお手伝いを致します。