ブログをご覧の皆様、こんにちわ
Finest Guitars 店長和田です。
本日より、私が手掛けた Gibson Custom Shop M2M（オーダー品）をご紹介していきます。
その前に、説明だけ、、、
1954年から始まる、Les Paul Standardは、ボディ構成がメイプルトップ/マホガニーバックとなり、
あらかじめ、ボディバックのマホガニー材にコントロールキャビティなどの加工を施し、メイプルトップを貼り合わせる仕様ですが、
Les Paul Standardと違い、こちらも1954年から始まるLes Paul Customは、ボディに1ピースのマホガニー材を使用しております。
（1968年からは、メイプルトップ/マホガニーバック仕様です）
フラットなマホガニー材を1から削り込み、ピックアップキャビティ、コントロールキャビティの加工を行っております
トグルスイッチの配線穴など、ジャック部分から斜めにドリルで開けているのです。
装飾も、ヘッド部分のダイヤモンドインレイ、ボディ/ヘッドのマルチバインディング、エボニーフィンガーボード、フィンガーボードのブロックインレイ
もちろん、高級なフィギュアードメイプル材を使ったLes Paul Standardは、高級なのは分かりますが、
1954-57 Les Paul Customの金額が高いのも頷けます。
今回、Finest Guitars 店長和田が手掛けたモデルは、1957 Les Paul Custom
見ていきましょう。
第1回目は、コチラです。
Gibson Custom Shop Murphy Lab
1957 Les Paul Custom 2P.U
Heavy Aged
Heavy Antique White
Murphy LabのHeavy Agedで仕上げを行っており、長年第一線で使い込まれた様なウェザーチェック、傷、塗装剥がれを再現
カラーは、アンティーク・ホワイトフィニッシュ
トップコートには、アンティークコートを使用しており、ヴィンテージライクな仕上げを目指しました。
ボディバックは、ベルトバックルが当たり塗装が剥がれてしまった痕を再現
くびれ部分の塗装ハゲを考えると、この個体を弾いていた方はギターを少し下目にギターを構えてプレイしていたのかなぁーなんて、
新品なのに妄想も広がりますね。
ネックシェイプは、59 Les Paul ネックシェイプを採用
ネック裏も同様に、塗装ハゲ、ウェザーチェックを再現しており、
木部が見えるエイジド加工がされております。
結構ローフレットを弾いていたのかなぁ
ここで、私の拘りなのですが、
フィニッシュだけでは飽き足らず、こんな事もしております。
見ていただけると思いますが、スティンガーヘッド＆スティンガーヒール
これ、このオーダーがやりたかったのです。
以前、スティンガーヘッドは何回かオーダーしたことがあったのですが、
スティンガーヒールは出来なかったもので、、、
格好良いでしょ!!
ピックアップには、カスタムバッカー・アンポッテッド（ALⅢ）を搭載
ルックスだけでなく、サウンド面もヴィンテージを意識しております。
各種パーツに関しては、2015年にTrue Historicで開発されたパーツを使用しております。
ボディトップのエイジング格好良いですね。
オーダー本数も少ないですので、気になった方は是非チェックしてみてください。
https://www.ishibashi.co.jp/ec/product/1mbi0vyak-1021
実は、3P.U仕様もございます。
https://www.ishibashi.co.jp/ec/product/1mbi0vy7t-1059
そんな夢の詰まった、店長和田のM2M（オーダー品）これからもご紹介していきますので、
お楽しみに!!
ありがとうございました。
