新商品 YANAGISAWA A-WO2を解説!
2019-01-13こんにちは、管楽器担当の吉村です!
メガネを新調したら、スタッフの皆に「視力検査のときにかけるやつみたい」って言われて悲しいです!!!でも変えない!
先日、池袋店にYANAGISAWAのアルトサックス「A-WO2」がやってきました!
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Yanagisawa A-WO2
ということでさっそくこのモデルについて紹介していきたいと思います!
「A-WO2」をぱっと見たときに気になるところがありませんか?
そう、管体の色です。
サックスといったら明るい金色の管体をイメージされる方は多いと思います。しかし、このモデルは若干赤っぽい気がしませんか?

写真左がA-WO2、右はセルマーです。色の違い、おわかりいただけますか?
サックスの多くは、銅と亜鉛という金属を混ぜた合金を使用して作られます。
A-WO2の管体に使われているのはブロンズブラスといって、いわゆる金色のサックスに比べて混ぜてある銅の比率が高くなっています。
銅の代表である10円玉も、綺麗なものを見ると少し赤っぽいですよね。
では、ブロンズブラスの魅力って何でしょう。
実は、銅の比率によって音色に違いが出るんです!一般的に、銅が多いほど、豊かであたたかく落ち着いたサウンドが得られるようになると言われています。
吹奏楽をやっていると、「もっとあたたかい音色で吹いて!」って言われることも多いですし、音色や表現の幅を広げる手段として有効かもしれませんね!
次に、A-WO2のタイプについて。WOシリーズには、「ライトタイプ」「へヴィータイプ」が存在します。
今回紹介しているA-WO2は前者のライトタイプです。ちなみに、「A-WO○○」のように、数字の部分が2ケタの上位モデルはヘヴィータイプです。
でも、そもそもタイプとは何ぞや???って感じですよね。このライトとかへヴィーというのは、吹奏感の違いをあらわしています。
へヴィータイプは程よく抵抗感があるので、重厚な響きが味わえるのに対して、ライトは比較的軽い吹奏感なので、初心者の方でもしっかりと響く豊かな音が出せるのが特徴です。
その他、キイデザインも特徴的です。
フロントFキイ(楽器を構えたときに、左手人差し指の上のほうで押すキイ)を見てみましょう。ウェーブ状の凹凸があり、独特の形をしていますね。
実際に楽器を構えてみるととてもわかりやすいのですが、B♭キイ(フロントFキイの下にある、左手人差し指で押すキイ)との距離が短くなっています。
また、他のメーカーと比べて、キイを押さえたときの高低差が少ないように感じたので、よりスムーズなフィンガリングが期待できそうです。

写真左がA-WO2、右はセルマー。全然違う形状です。
見た目もちょっとオシャレでかわいいですよね!
そうそう、見た目といえば!
Lowキイ(楽器の下のほうにある大きいキイ)とキイガード(Lowキイの上を覆っているカバー)を見てください。

キイガードに付いているフェルトが水色なんです!
すごく吉村好みの水色!かわいい。。。

楽器の裏(?)のキイガードに書いてあるロゴも、このフェルトとおそろいの色でした。
フェルトは演奏するときに触れる部分ではないですが、かわいいものってやっぱりテンションがあがりますからね!
余談ですがこのフェルト、メーカーやモデルによって色が違うんですよ。気になったらお店で色々見比べてみてくださいね。
さてさていかがでしたか?
モデルの紹介というか、だんだんこのモデルの面白いところを探そう!みたいなブログになってしまった気がします…反省(笑)。
今回紹介したA-WO2は、池袋店にて試奏できます!
他のメーカーのサックスもたくさんあるので、ぜひ吹き比べてみてくださいね!!
それでは素敵な楽器LIFEを!