エフェクターフロア担当:米村でございます!
当店は中古商品も数多く取扱いさせて頂いているのですが、
何の因果か定番スイッチャーが3つ中古で揃ってしまったので
これを機にざっくりと各機の違いなどをご紹介いたします。
スイッチのゲシュタルト崩壊や…
Providence / PEC-2
最早ワールドスタンダードと言っても過言ではない定番のスイッチングシステム。
明快な操作性でプロアマ問わず多くのプレイヤーから支持を得ています。
Free The Tone / ARC-53M
同社スイッチャーARC-3をダウンサイジングしたモデル。
小サイズながら充実した機能でちょっとしたシステムを組むのにも最適。
BOSS / ES-8
最後発でBOSSがリリースした合計800メモリーのモンスタースイッチャー。
エフェクト接続の前後変更が可能な革新的機能も搭載。
以下、仕様などを数値で比べてみました。
サイズ
PEC-2 446(W)×130(D)×50(H) mm(ジャック、スイッチ等の突起部は含まず)
ARC-53M 330(W)×92.5(D)×60.5(H) mm(フットスイッチ、ジャック等の突起物を含む)
ES-8 439(W)×137(D)×65(H) mm
比べるとやっぱりARC-53M小さいですねー。
ちなみにPEC-2はフットスイッチ含むと高さ60mmぐらいでした。そこまで変わらんすね。
重量
PEC-2 1.9kg
ARC-53M 1.1kg
ES-8 2.5kg
ES-8さん重い…ARC-53Mさん軽い…
PEC-2と比べても0.6kg差って結構な重量ですよね。その分機能詰め込んでるからと思いますが。
接続数
PEC-2 8個まで接続可能 シリーズ5、セパレート3
ARC-53M 5個まで接続可能 シリーズ4、セパレート1
ES-8 8個+ボリュームループ
数ではやっぱりデカい2つに軍配が上がりますね。
ES-8に関してはセパレートループを搭載してないんですが、
そもそものセパレートループに求められる役割を
他の機能で補えるためあえて無くしているって感じです。
そしてボリュームループもあるので実質9ループ組めるという。ES-8なのに。
メモリー数
PEC-2 7プログラム×12バンク=84メモリー
ARC-53M 10プリセット×20バンク=200メモリー
ES-8 800メモリー
圧巻すぎるBOSS。
新しい機種の方がメモリー数も当然多くなりますが
現実的な使用面を考えるとPEC-2の84メモリーでも全然不足感ないと思います。
むしろ数が膨大になりすぎるとどの音が入ってたか分からなくなりそうで
メモリー数については一長一短ですね。
というわけで数字でさらっと比較してみました。
スタンダードなPEC-2、小サイズのARC-53M、多機能なES-8、
今ならどれも中古で揃っておりますので
スイッチングシステムをお考えの方は是非ご検討下さいませ。
ちなみにスイッチャー7機種の仕様比較を行なった特設ページもございますので
併せてご覧いただけましたら幸いです。
ルーティング・コントローラー特集「エフェクターボードを組もう!」
スタッフ一同皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは!!
ここからは番外編。。。
ジャックの形状が何となく気になったので比較しました。
PEC-2
ARC-53M
ES-8
PEC-2のこのタイプのジャック、周りのプラスチックが劣化速そうで個人的に若干怖いです。。
ARC-53Mは強度の高いプラスチックを採用されてるそうです。
ES-8は内部で一つ一つのジャックが金属カバーで保護されてて
センド-リターン間のゲイン差による音の回り込みを防いでいるとのこと。こだわりが過ぎる。
あとスイッチを踏んだ時の感触ですが、
PEC-2は硬くバチッ!と音が出る、
ARC-53Mは柔らかくスッといくけど微かにクリック感がある、
ES-8は柔らかくクリック感無しという違いでした。
この辺りも好み分かれそうですね。
以上、与太話でした。
最後の最後までお読みいただきありがとうございました!
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