4ピストン・銀メッキ仕上げ
2018-10-22皆さん、こんにちは。
管楽器担当の川口です。
今日はこちらの商品をご紹介します。

YAMAHA「YEP-321S」
発売からおよそ50年が経っても、同じ仕様で作り続けられている「YEP-321S」。
(バルブガイドなど一部の部品には変更がありました)
この製品の完成度がそれだけ高いということでしょう。

ジャズやオーケストラ、マーチング、吹奏楽など様々なジャンルで使用され、
また初心者からプロまで多くの方に愛用されてます。

以前、WILLSOMのTA2900BSをブログにてご紹介させて頂き、
そのなかでユーフォニアムについてもご説明しております。
よろしければそちらもご覧ください。
WILLSON・TA2900BS
今回は細管と太管の違いついてもご説明させて頂きます。
「YEP-321S」は細管、4ピストンのトップアクションです。

まず細管や太管についてですが、これはボアサイズではなく
マウスピースを嵌める部分の規格を表します。
(細管、太管以外にも規格はありますがここでは触れません)
簡単に言うと、スモールシャンクのマウスピースを使う楽器が細管、
ラージシャンクのマウスピースを使う楽器が太管となります。
(ユーフォニアに限ります、トロンボーンなどではまた違ってきます)
このあたりがややこしいところです(笑)
YAMAHAの「YEP-621S」が良い例です。
ボアサイズは「YEP-321S」と同じ14.5mmですが、
マウスピースはラージシャンクです。
(第4抜差管のボアサイズは違っています)

スモールシャンクのマウスピースを使う場合は軽く明るい音色で安定感もあります。
ラージシャンクのマウスピースは大きな音が出しやすく、深みのある響きが特徴です。
太管のユーフォニアムは多くの場合、ボアサイズも大きくなり、
コンペンセイティング・システム付きとなり楽器の重量も増します。
(先に述べたYEP-621Sのようにボアサイズも細管と変わらず、
コンペンセイティング・システムがないものもあります)
その分、要求される息の量なども増えるので
とにかく太管が良いというわけでもないのです。
「YEP-321S」は4ピストンなので、3ピストンに比べると程よい抵抗感があり、
操作性も増しており非常にバランスのとれたモデルです。
軽すぎず、重すぎず、まさに丁度良い!

こちらは通常、取り寄せ商品ですが現在は店頭にて在庫がございます!
他にも以前ご紹介したWILLSONのTA2900BSやYAMAHAのYEP-621S、YEP-201もご用意しております。
試奏も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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