TaylorとCole Clark。どっちのエレアコがお好み?その2

いつもイシバシ楽器名古屋栄店をご利用頂き誠にありがとうございます!!
名古屋栄店アコースティックギター担当の白井です!

2本目、3本目のアコースティックが欲しい。特に「エレアコ」が欲しい!
そんな方におススメしたい若き「エレアコブランド」TaylorCole Clark
そんな2ブランドの「で、どう違うの?」という疑問にお応えする企画第2回です。

もちろん、1本目からちょっと高価なアコギで始めたい方。普段エレキを弾いていて、アコースティックも弾きたい方。Gibson・Martin等、アコースティックの酸いも甘いも知り尽くした方も大歓迎です!

第2回で取り扱うのは「木材」です。

いかにピックアップを経由してアンプから音を出力すると言えど、その音の大元を作るのはやはり木材です。
その点において、この2メーカーは他メーカーとは少し違ったアプローチをしています。
ではどう違うのか、それぞれ見ていきましょう!

Taylor
テイラーのトップ材は基本的にシトカ・スプルースです。
これに関してはアコーステックギターでは一般的なマテリアルです。
ちなみにこれに当てはまらないモデルはルッツ・スプルースを使用した一部のモデルと、モデル名の3ケタの数字の真ん中が1ではなく”2″になったモデル、そしてカスタムモデルになります。
(正確には真ん中の数字が”1″のモデルは柔らかいマテリアル採用モデルです。シトカ・スプルースではなく、シダーのモデルもあります。)
ルッツ・スプルースはシトカ・スプルースとイングルマン・スプルースを自然配合した木材で、アディロンダック・レッドスプルースに近い特性を持った木材になります。
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ルッツ・スプルース採用の714ce V-Class

じゃあどこが特徴的なの?と問われたらサイド&バック。100シリーズのウォルナット、200シリーズのコア、300シリーズのサペリ、400シリーズのオヴァンコール。どれもアコースティックのサイド&バックとして「定番」な木材とは少し違うかと思います。(300にはブラックウッドモデル、400にはローズウッドモデルもあります。ブラックウッドも定番から大きく外れた木材ですが…)

この中でTaylorらしい木材と言えばサペリオヴァンコール。どちらもまだまだ知名度の低い、モダンなトーンウッドですが、どちらも非常に素晴らしい特性を持った木材です。
ちなみにサペリはマホガニーに、オヴァンコールはローズウッドに似た特性を持っています。
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サペリSide&Backの314ce ES2
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オヴァンコールSide&Backの412ce

どちらも代替材としての側面も持ってはいるのですが、必ずしも環境保護や価格の面から「仕方なく」使用しているのではなく、独自の特性に注目しているのが印象的です。

マホガニーに比べてハイが抜け、より明るいサウンドを奏でるサペリ。ローズウッドのような広いダイナミックレンジを持ち、それでいながらローズウッドほど中音域をスクープせず、よりフラットなサウンドに煌びやかな高音域と力強い低音域を加えるオヴァンコール
それらを300、400シリーズに用意し、その上で選択肢として500にマホガニー600にメイプル700、800、900にローズウッドという伝統的なマテリアルを採用し、好きな音を「選ぶ」ことができるのもTaylorの大きな魅力と言えるでしょう。

また、環境保護の観点でも精力的なのがTaylorの特徴です。
こちらの写真、名古屋栄店にある814ce V-classの指板なのですが、どんな木材か分かりますか?
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答えはエボニーです。(というか、Taylorの指板、ブリッジは全モデルエボニーなのですが)
従来の「エボニー=真っ黒」という固定概念から、かつては廃棄されていた部分をあえてフラッグシップモデルに採用し、これを新しいスタンダードにしていこう、というTayloの意匠を感じられる部分です。


Cole Clark
対してCole Clarkの木材に対するアプローチは全く違います。
それはズバリオーストラリア産木材!スプルーストップ&ローズウッドサイドバックといった仕様のモデルもありますが、基本的にはオーストラリアンマテリアル採用のモデルが一般的です。
ブンヤ、クイーンズランドメイプル、ブラックウッド、レッドウッド、ヒューオン・パイン…全て聞いたことがある、という方はどれくらいいるでしょうか?全て知っている方は木材マニアか、既にコールクラークをご存じの方かと思います(笑)
普通のアコースティックギターと違うマテリアル、ということは当然音も他とは違ってきます。
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コールクラークのトップとして最もよく用いられるのはブンヤです。スプルースより18%硬く、より「パリッ」したサウンドが特徴です。
スプルースはアコースティックギターのトップ板としてあまりに標準的。それ故に各メーカーが使用し、良質な木材は枯渇していく恐れがあります。
その点、コールクラークでは徹底して植樹管理を行ったブンヤをスタンダードとしており、更に他メーカーがまだ使用していない木材を採用していることにより、安定して良質な木材が供給可能という点も期待できます。

コールクラークはその木材の選択によって生まれるルックスも非常に魅力的です。
個人的に名古屋栄店で好きなのはこの個体。
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レッドウッドトップで唯一無二なルックスに仕上がっています。
非常に動きのある杢目で、目を惹くこと間違いなしです。

いかがだったでしょうか?
伝統的なマテリアルも使いつつ、モダンなマテリアルや独自のマテリアルも積極的に使う。
資源が有限の中、環境保護の保護の観点からも精力的な活動を行う両メーカーの魅力の一端に触れて頂ければ幸いです。

ピックアップ」「木材」と2回にわたって行ってきました
「TaylorとCole Clark。どっちのエレアコがお好み?」
ですが、実はもう1つこの両メーカーには大きな特徴があります。

それは「構造」

既存のアコースティックギターの概念すら覆す、そんな独特な構造のギターを作っているのがTaylorとCole Clarkです。
次回、第3回はそんな「構造」について比較してみたいと思います。

それでは!

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