ファン向けアイテムで終わらない実用的なシグネイチャーギター:「EVH Gear」
2018-03-28 3月からオープンした御茶ノ水の新名所・セレクテッドブランドフロア。イシバシ楽器御茶ノ水本店の目利きバイヤーが厳選したギターだけを取り揃えた特別なフロアを彩るさまざまなブランドの成り立ちやモデルラインナップなどをご紹介する「5分で分かるセレクテッドブランドガイド」!
第一弾は弊社イシバシ楽器が国内輸入代理店を務める「EVH Gear」です!
EVH Gear

EVH Gearは不世出のギターヒーロー、エドワード・ヴァン・ヘイレン(以下エディ)がFender社とタッグを組んで2008年に立ち上げたブランド。
エディのシグネイチャーギターといえば、自らの手で組み上げ、唯一無二のストライプペイントを施した「Frankenstein」に始まり、Kramer 5150、Ernie Ball/Musicman EVH、Peavey Wolfgangなど、VAN HALENというバンドのキャリアの山場ごとに存在してきました。
2004年のリユニオンツアーからはCharvelのストライプペイントギターやFender Customshopのスタッフが手掛けた「Frankenstein Replica」などを使用していましたが、息子であるウルフィーことウルフギャング・ヴァン・ヘイレンをベーシストに迎えた2007年のVAN HALENのツアーでエディが手にしていたのは、EVH GearのWolfgangでした。
EVH Gearの製品は大きく分けて4つのシリーズがあり、トップラインである「Wolfgang USA」、ミドルクラスに当たる「Wolfgang Special」、エントリー向けの「WG STANDARD」、そして往年のエディモデルのルックスを取り込んだ「Striped Series」というラインナップになっています。
Wolfgang USA

Wolfgang Special

WG STANDARD

Striped Series

EVH Gearの基本仕様は、バスウッドボディとメイプルネックの組み合わせにフロイドローズブリッジ、ジャンボフレット、ボディへダイレクトマウントされたハムバッキングピックアップといった構成になっており、モデルによってメイプルトップ+バスウッドバックボディやローズウッド指板なども採用されています。
エディといえばヒートン(=アイボルト。壁などにねじこんで物を吊り下げるために用いる金具)を転用したストラップピンが有名ではありますが、そのあたりはさすがに手にするユーザーへの配慮からか、通常のモデルには一般的なストラップピンが使用されていますのでご安心ください(笑)
近年ではWolfgang USA Customモデルとしてレリック仕様のモデルが追加され、ヴィンテージギターを髣髴とさせるダメージ加工の施されたカラーリングにTOMタイプのブリッジ、エスカッションマウントのピックアップを搭載した特別なWolfgangも製作されています。
Wolfgang USA Custom

またギターのみならず、エディサウンドのもうひとつの要となるアンプにおいても、Fenderとのコラボレーションにより最新型のシグネイチャーアンプ「5150 III」を開発。
1chのフェンダーテイスト溢れるクリーントーンから、2chを用いたオールドマーシャルのようなパワフルなクランチ、3chによる現代的なウルトラハイゲインまで幅広いサウンドをカバーするモンスターアンプに仕上がっています。
EVH 5150 III 100W Head

1978年のデビューから40年間に渡ってロックギターシーンに衝撃と影響を与え続けてきたエディがプロデュースするEVH Gearのギターの数々。
日本国内随一のEVH Gear展示数を誇る御茶ノ水本店のセレクテッドブランドフロアで、ぜひともその音を体感してください!

セレクテッドブランドフェアのウェブページはコチラ!

【セレクテッドブランドガイド・アーカイブス】
5分で分かるセレクテッドブランドガイド・part1~「EVH Gear」~
5分で分かるセレクテッドブランドガイド・part2~「Suhr Guitars」~
5分で分かるセレクテッドブランドガイド・part3~「Tom Anderson Guitarworks」~
5分で分かるセレクテッドブランドガイド・part4~「Sadowsky Guitars」~
5分で分かるセレクテッドブランドガイド・part5~「.strandberg* Guitars」~
5分で分かるセレクテッドブランドガイド・part6~「Washburn Guitars」~
5分で分かるセレクテッドブランドガイド・part7~「Knaggs Guitars」~
5分で分かるセレクテッドブランドガイド・part8~「Zemaitis」~
5分で分かるセレクテッドブランドガイド・part9~「Acacia Guitars」~
この記事を書いた人

落合 亮介(おちあい りょうすけ)
御茶ノ水本店 WEB担当スタッフ
御茶ノ水本店 WEB担当スタッフ
幼年期からオルガン、ピアノを習い、高校入学と同時にバンドで一山当てようとキーボードを購入するも時代はツインギターバンド隆盛の折、加入先が見つけられずにふて腐れる。
仕方なくエレキギターを独学練習し、スケールとコードだけを延々弾き続けた結果、なんの曲も弾けないギタリストとして成長。
キーボードとギターの二刀流を軸に仲間を探し、自己中心にバンドを結成。
何の因果か日本文化のブームに沸く海外イベントでライブをしたりウェブライターとして寄稿など色々しながら今に至った異端者。
手癖は「6弦を緩める」こと。口癖は「弦が足りない」。
座右の銘は「ピッキングでなんとかしましょう」。
イシバシに入社後もギター、デジタル楽器、DTMなど広範な知識を活かしてウェブライティングを担当。
好きなジャンルはオルタナティブロック。
仕方なくエレキギターを独学練習し、スケールとコードだけを延々弾き続けた結果、なんの曲も弾けないギタリストとして成長。
キーボードとギターの二刀流を軸に仲間を探し、自己中心にバンドを結成。
何の因果か日本文化のブームに沸く海外イベントでライブをしたりウェブライターとして寄稿など色々しながら今に至った異端者。
手癖は「6弦を緩める」こと。口癖は「弦が足りない」。
座右の銘は「ピッキングでなんとかしましょう」。
イシバシに入社後もギター、デジタル楽器、DTMなど広範な知識を活かしてウェブライティングを担当。
好きなジャンルはオルタナティブロック。