ワイゼンボーンのオーガニックな調べをあなたに
2016-03-13
アコースティック・ギター売場の白井です。今回は「スロー・ライフとワイゼンボーン」ブログ第二弾です。
ワイゼンボーンに代表されるアコーステッィック・ラップ・スティール(以下ALS)の魅力に取り付かれ、これまで自分自身のライブ活動やリットー・ミュージックの「アコースティック・ギター・マガジン」の連載コラム(Steeler’s Room)への執筆活動を通じて、ALSを紹介してきました。そして、昨年カリフォルニアの重鎮ビルダー、ビル・アッシャーから直々のオファーをいただき、イシバシ楽器池袋店で同ブランドのワイゼンボーン・レプリカの取り扱いを開始いたしました。ALSをお探しの方のお手伝いをさせていただきます。
ALSはハワイアン・ミュージックで使われるスティール・ギターの最も初期のスタイルのひとつで、膝の上に寝かせてトーン・バーを使って演奏します。電気化されたスティール・ギターに取って代わられましたが、デイヴィッド・リンドレー、ボブ・ブローズマン、ベン・ハーパーらの使用で再び注目を浴びるようになりました。日本でも、山内雄喜、田村玄一、日倉士歳朗、Keison、すぎの暢、高田漣、おおはた雄一、吉村瞳といったアーティストが使用しており、熱心なファンの注目を浴びています。
ワイゼンボーンはALSの中でもホロー・ネックという空洞のネックを持つのが特徴です。木のぬくもりを感じさせる甘い癒しのトーンは一度聞いたら耳から離れません。ソロや弾き語り演奏にも向いており、オーガニックな音楽スタイル、スローなライフ・スタイルにぴったりの楽器です。
●Asher Acoustic Hawaiian Imperial 税込販売価格¥128,000(専用ハードケース付属)



ビル・アッシャーがデザインし、中国の工場で生産されたお求め易い価格のワイゼンボーンのレプリカ。トップにコア単板、サイド&バックにコア合板を採用。オール単板ではないものの申し分のない鳴りです。強度を考えればむしろ合板採用は合理的と言えましょう。オリジナルのワイゼンボーンに通じる甘く明るいサウンド・キャラクターを持っています。ヘリンボーンの象嵌もお洒落。
入門者からベテランまで広くお勧めできる、この価格帯では出色の出来のアイテムです。白井が自信を持ってお勧めする逸品です。初めてトライされる方には、チューニング、演奏方法などのご相談も承ります。お気軽に相談くださいませ。
4本入荷しています。いまなら弾き比べて購入できます。
なお付属のハードケースには入荷時より擦れが見られます。恐れ入りますが、予めご了承くださいませ。