総額90万円超のヴィンテージドラムを叩いてみました!

ヴィンテージってどうなの??って方は是非ご覧下さい

2015-12-27 2Fフロア松岡です。

クリスマスも終わりいよいよ年の瀬
2015年は皆さんどうでしたか??

今回のネタは

ズバリ
総額90万円超のヴィンテージドラムを叩いてみた

そもそもヴィンテージの楽器ってどうなんだろう??て方も多いはず、
・やたらに高い
・とりあえず古い楽器
・扱いが難しそう…
いろんなマイナスイメージが先行して中々手が出ない方もいらっしゃるのでは?

今回は、贅沢にもタイコとシンバルだけで
なんと90万円オーバーのレア物アイテムを集め、
簡単に試奏してみました。

まずは使用アイテムのご紹介!

セットはリンゴスターで有名な60年代のLUDWIG BLACK OYSTER

http://store.ishibashi.co.jp/ec/pro/disp/1/01-525389404

スネアもそれに合わせた1969-70年製造のJAZZ FESTIVAL

http://store.ishibashi.co.jp/ec/pro/disp/1/01-527568600

ライドはこれまたレアなカナダK 2298g

http://store.ishibashi.co.jp/ec/pro/disp/1/01-525871404

サイドは18インチ イスタンブールK 1420g

http://store.ishibashi.co.jp/ec/pro/disp/1/01-525939404

HHは激レア Aジルの40年代13インチ

http://store.ishibashi.co.jp/ec/pro/disp/1/01-526748503

ちなみにレコーダーはZOOM Q4、ペダルはヤマハFP720です。



※今回はちょうどプレイヤーの耳元あたりに
カメラのマイクがセッティングされており、
サウンド的には叩き手の感覚に近いと思います。
いかんせん狭い試奏室内での録画でしたので、
ややデッドになるようにチューニング&ミュートしております。


いかがでしょうか??
60年代の音っぽいでしょう。
やはり、60年代の音楽を再現するにはその当時の楽器が最適。
現代の楽器はある意味性能が良過ぎて、
パワーが出すぎたり、音がキレイ過ぎたりします。
特に一緒に合わせる楽器がまた
「オールド」なサウンドだとなおさら浮いてしまいます。
最近では、オールドのサウンドに近づけた
「現行」機種も様々なメーカーが出しておりますが、
やはり、本当に「経年」したサウンドほどの
「ドライ感」というか、いい意味で枯れた感じは中々出せないものです。
いわゆる丸みのある、温かいサウンドを目指している方には、
自信を持ってオススメしたいのがこの「ヴィンテージ」
また、いわゆる「歌モノ」などとも相性が良いのも特徴、
有る程度はイコライジング出来ますが、
過度なハイやローが無いので、実に耳ざわりの良い、
ボーカルとも相性の良いドラムサウンドが作りやすいです。
録音の際は必ずヴィンテージを使用するドラマーも多いようです。

逆に、音の飛びを求められるライブの場合は、
あまりにパワフルなギターやベースのサウンドと混ぜると、
どうしても埋もれて「抜けにくい」事もあります。
最近の楽器に比するとチューニングレンジもやや狭く、
器用な楽器とは若干言い難い部分もあるでしょう。

要は「適材適所」
・歌モノに強い「温かみのあるサウンド」
・60年代をモチーフにしたような「古めのサウンド」
・単純にその楽器への「憧れ」

「ヴィンテージ」でないと「出せない」サウンドが確実にあります。
だからこそ、今でも「ヴィンテージドラム」は貴重な存在として扱われている訳です。

とりわけ今回使用したシンバル陣、
OLD ZILDJIANは年々その価値を高めて来ております。
シンバルはどうしても消耗品、古いものは徐々に個体数も減っております。
しかしながら、やはり絶対的に良い音色の個体もまだまだ存在し、
価格は非常に高価ですが、それだけ価値あるサウンドを生み出してくれるでしょう。


ディープで濃厚な「ヴィンテージ・ドラム」の世界

御茶ノ水ドラム館には結構色々なモノが有りますよ!

今まであまり興味の無かった方も、
是非足を踏み入れてみませんか??


MATSUOKA