良き日のウェーブシェイピングサウンド再び!
2015-12-16
あのzeta+2が帰ってきた!
rgc:audio時代から使っている方、Sonarにバンドルされているzeta+を愛用している方にはお馴染みのソフトシンセですが、ついに帰ってきましたよ?!
というのも、zeta+2はSonarがX1のころプロデューサースイートという拡張パックに入っていましたが、国内で紆余曲折有りついにパッケージ販売が開始されました。
zeta+を知らない方にこのソフトシンセの何が良いかざっくり説明すると
キラキラしたプリセットや飛び道具的な即戦力音色が多い。
この一言に尽きると思います。
EDMの流行で90年代後半のD’n’Bやエピックトランスなどの雰囲気を持つ楽曲が現代的にアレンジされてリバイバルされているご時勢ですので、当時の雰囲気を持つ音色が欲しいことも多くなりました。そこでこの2000年代前半から活躍するzetaの出番です。
前置きが長くなりましたが、“zeta+2″が”zeta+ classic”とどう違うのか紹介していきます。
zeta+2はウェーブシェーピング方式という、シンセ界では一般的なサブトラクティブ(減算)方式とちょっと変わった方式を採用していますが、音色の作り方はほぼ減算方式を踏襲しているのでオペレーションに迷うことは少ないと思います。端的に言うとオシレーターの波形のバリエーションが多く、さらに“原音”を作りこめるという特性を持っており、zeta+2ではウェーブシェイピングオシレーターに新たな波形が追加されています。
音作りで重要になってくるフィルターも“zeta+ classic”から4種類追加され、合計14種類になっており、2系統を別々、もしくは同時に使うことができるようになっています。
エンベロープジェネレーターは、ADSRのカーブを変えることができたり、かなり細かく作りこめる設定になっています。
そしてzeta+の音色の傾向を決定づけているエフェクトがルーティング可能に。
個人的にはココが一番重要なところだと思っています。
“zeta+ classic”のプリセットに新たに1000音色加わり、合計2000音色以上のプリセットを持っています。もちろん探しやすいようにカテゴリー分けされています。
ポイントだけあげてみましたが、ぶっちゃけどうなの?って思っている方向けにまとめますと
流行のEDMからクラシックなクラブミュージックまで持っていて損なし!
プリセットが倍になるので”zeta+ classic”を使っている方でも買い
複雑な音作りも超得意なので音を作るのに溺れたい方はぜひ!
Sylenth1やMassiveに比肩するシンセが12,960円(税込)で手に入るのは安い!
イシバシ池袋店では店頭のPCで試せるようになってますので、音を聴いてみたい方はぜひご来店ください!!

Z3TA+2 ウェーブシェイピングシンセサイザー 販売価格 12,960円 (税込)