だいたい20万円くらいのフルート吹き比べてみた。
2016-04-19
その1はこちらあれこれ話しつつ一同、しばし演奏に戻る。
全然吹こうとしない担当A
担当A:そういえばさ、元製作者的な視点で見て、このブランドの作りはずば抜けてるとかある?例えばこの楽器のシノギが凄え!とかさ。そういう視点で違いを語るみたいな。
(しばらく楽器を見て)

担当N:…うーん、あまり…差はないです。どれも綺麗に仕上がっています。

担当A:あぁ、その側面から違いをと思ったのに。。。まあ確かにキイの形状とかはメーカーによって違いはあるものの、確かに語るほどの差は無さそうですね。。失礼しました。
一同、しばし演奏に戻る。

担当A:そういえばさ、銀の上に銀メッキって、、、


担当T、N:あの、ちょっと集中したいんで黙っててもらっていいですか。

担当A:あ、失礼しました。
しばし、演奏中。
担当A:あのー、そろそろよろしいでしょうか。
担当TとN:はいOKです。
担当A:では、自分ならコレが欲しいなというのを挙げてもらえますか?

担当N:ボクは
三響か
ミヤザワですかね。

担当T:あ、私も
三響が。。あと
パール。
担当A:いや、商売抜きって言ったけどもさあ、もうちょっとこう取引先さんに配慮というか、、、
とは言うものの、まあ好みですからね。今回の二人には三響の音色や吹き心地が良かったということでしょうか。

担当N:短時間の試奏だとどうしてもパッ吹いた印象になっちゃいますね。ボクは
ミヤザワの明るめで華やかな感じが印象に残りました。息が素直に響きに変わって結構パーッと広がる感じです。ただ、息が入りすぎちゃうというか、
もう少し抵抗感のある吹き心地が欲しかったので、三響が合ってました。どちらも明るめで華やかな音色でしたね。

担当T:私も
三響のパーッと華やかに鳴る感じが好きです。パールも同じ方向性で明るめではっきりした性格で好きですね。このちょっと
明るめで華やかな感じのトレンドはアルタスが確立したように思いますね。

担当N:確かに。ボクもAZUMIを前に買ったんですけど、この中ではアルタスも選択肢として残りましたね。
やっぱり明るめで吹いていて気持ちよい感じです。
担当A:という事で、ヤマハが2本もエントリーしているのに選外となっております。ヤマハ担当者が見ない事を願います。で、ヤマハを選ばなかったのは?
選ばれし4本・・・・
担当T:YFL-411とYFL-517でも結構違うんですが、
二つともアンサンブルに溶け込みやすいというか、協調性のある音色というか、、この短時間だと印象に残りづらいというか。。

担当N:ヤマハ二つで比べても
YFL-411は管体パイプが銀製なので、結構野太くて素朴な音色、対して
YFL-517は割と明るめで芯のある音色ですね。それでも他のメーカーに比べると協調性重視って感じで。

担当A:まぁ、お二人とも好みじゃないと。
ボクはヤマハ大好きですけどね。という事で、今回の試奏では個人の好みに偏りがあり、20万円台クラスのフルートでお悩みの方にお役に立てたとは思えませんが、、ちょっとでも参考になれば幸いでございます。
イシバシ楽器ウィンドパル店舗では新品、中古など気軽に試していただけますので、ご来店をお待ちしております。横で聞いていても、やはりメーカーごとに個性は結構ありました。出来れば、横で聴いてくれる友人やご家族の方がいるとまた違いが分かりやすいかと思います。
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