マウスピースについて 【サックス】

WINDPAL名古屋栄店

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マウスピースについて


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 マウスピースはサウンドを決める重要な要素になります。
マウスピースのサウンドを決める要素として、バッフル、チェンバー、ティッ
プオープニング、フェイシングがあります。


バッフル


 バッフルはマウスピース先端から近い位置のカット部分を指しています。
バッフルの容積が狭いとサウンドは明るく、容積が広いと暗くなります。


チェンバー


 バッフル部分から奥のマウスピースの空洞の部分を指します。
チェンバーの容積が狭いとサウンドは細く、容積が広いと太くなります。
バッフルとチェンバーの様々な組み合わせとバランスの取り方によって、
各マウスピースの特長がほぼ決まります。


ティップオープニング


 ティップオープニングとは、
リードとマウスピースの先端の開きのことをいいます。
ティップオープニングが大きくなるにつれ、
音量・コシ・抵抗が増してきます。
狭くなると、楽に鳴らせる反面、
音量があまり出なくなり、音の線も細くなってきます。


フェイシング


 フェイシングはリードが振幅する部分の長さを指します。
フェイシングが長いと、音量、抵抗が増し、音に表情が付けやすい反面、
ピッチをとるのが難しくなります。
逆にフェイシングが短いと軽く吹けて音程もとりやすい反面、
音に表情を付けにくくなります。





マウスピースの材質について


 プラスチック製のものは音質が軽く、減りもやや早いのですが、
量産に向いた材質なので、低コストで供給され、練習用として良く使用されています。

 エボナイト製のものはハードラバーとも呼ばれ、硬質ゴムとプラスチックを混ぜ合わせて作られます。
プラスチック製に比べると、減りが少なく、音質に柔らかさや艶が出ます。
メーカーによって混ぜ合わせる比率が異なり、プラスチックの比率が高くなるほど減りは早くなるようです。

 金属製(メタル)のものには、真鍮、アルミ合金、ステンレス製などがあり、音は硬めでパワーが出ます。
表面のメッキによっても微妙に音の艶などが変わります。
メッキには銀メッキ、金メッキ、クロームメッキなどが使われます。


メーカーによる特徴


ソプラノサックスのマウスピース


 ソプラノサックスで最も使用されているのは、セルマーのエボナイト製で、
ビギナーの練習用からすべてのジャンルにおいて使用されています。
バッフル、チェンバーの形状はオーソドックスで、
癖のないソフトでツヤのあるサウンドです。
ティップオープニングの規格では、クラシックやビギナー層にはC☆が良く使われ、
ジャズ系では広めのD、E、F、がよく使われます。
ジャズプレイヤーでも大半がこのセルマーを使用しており、
まろやかなソプラノサウンドの代表となっています。
もう少しエッジの効いたサウンドには、
ジョン・コルトレーンが使用していたセルマーのメタルが挙げられます。


 セルマー系のまろやかなサウンドと対極となる、
ソリッドでシャープなサウンドの代表がデュコフのメタルになります。
デュコフはバッフル、チェンバーともに狭いタイプで、
プレイヤーの中では、ケニーGが使用しています。


 デュコフとセルマーの中間に位置するマウスピースを、
サウンドの明るい順に並べると、
ビーチュラー・メタル、クラウドレイキー、オットーリンク・メタル、
ヤナギサワ・メタルといった順序になります。


アルトサックスのマウスピース


 アルトサックスで良く使用されるのが、
練習用、クラシック、ポピュラーではセルマーのエボナイト製で、
ソプラノサックス用で説明した特長と同様にまろやかなサウンドです。

 ジャズ系ではメイヤーのエボナイト製が良く使用されますが、
その理由はアーティキュレーションの付けやすさ、
低域から高域までのバランスの良さにあるようです。
メイヤーのサウンド自体はオーソドックスで、渡辺貞夫、グローバー・ワシントンJr.、
キャノンボール・アダレイなどのサウンドがそうです。
規格としては5MMが定番です。 

 フュージョン系の定番となっているマウスピースに
デュコフのメタルがあり、
デヴィッド・サンボーン系のサウンドは、
ほとんどこのデュコフを使用しています。

 デュコフとメイヤーの中間に位置するマウスピースをサウンドの明るい順に並べると、
ビーチュラー、クラウドレイキー、ヤナギサワ・メタルの順番になります。


テナーサックスのマウスピース


 テナーサックスも同様に、
練習用、クラシック、ポピュラーでよく使われるのはセルマーのエボナイト製になります。

 ジャズ系ではオットーリンクのメタルが定番となっており、
ささやくようなサウンドから太くて力強いサウンドまで幅広く対応し、
ジャズテナーサックスの特性を十分引き出せるというのがその理由となっています。

 フュージョン系ではアルト同様、
エッジやスピード感のあるサウンドを持つデュコフが主流です。


ビンテージマウスピースについて


 1970年代までに作られたマウスピースの中には、
作りが非常に良く、材質が良質なもので作られたものがあり、
今も多くのジャズプレイヤーが使用、探し求めているマウスピースもあります。
これをビンテージマウスピースといいます。
この背景には、1970年代を境に、近代化・量産化のために工場をニューヨークからエルクハートなどに移転させたメーカーが多く、
そのことによって職人芸的な技術が失われつつあったり、
機械で加工しやすい素材へと変更されていったことなどによる
サウンドクオリティーの低下があったようです。
ビンテージモデルとして人気の高いものにセルマー・ソロイストモデル、
メイヤーの60年代、70年代のエボナイト製、オットーリンクの70年代までの
モデルである、マスターリンク、トーンマスター、スーパートーンマスターな
どがあります。 





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