店長和田のロックにいこうぜぇ~
2019-07-26 はい!!始まりました、
店長和田のロックにいこうぜぇ~-

このコーナーは、
店頭でお客様から良く聞かれる質問を、店長和田が、
店長和田なりに考え、時にはジョニー柏崎、ムッシュ長谷川と相談しつつ
面白おかしく、ラジオ風に紹介し解決するコーナーとなっております。
では最初のリスナーさんからのお便り
ペンネーム ”レスポールは重いのが好きさん”
ペンネームから、いきなりRock Rocker Rockestですね~
では、レスポールは重いのが好きさんからのご質問
『レスポールスタンダードとカスタムの違いについて』
まず、歴史からお伝えせねばなりません
レスポールモデルが登場したのが、1952年

文字通り、Les Paulさんのシグネイチャーモデルとして発表されました。
それが、レスポールスタンダード!!
レスポールカスタムは何年でしたっけ?
そう、1954年でございます。

そうです、色です、、、
ごめんなさい ボケたい年頃でした、、、家でもこんな感じです。
真面目に説明いたします。
まずは、1952年から、1960年まで製作される Les Paul Standard
メイプルトップにマホガニーバック(ゴールドトップ)
フィンガーボード:ローズウッド(ハカランダ)
ピックアップ:P-90、後にハムバッカーへ変更
1954年から1960年、まで製作される、Les Paul Custom
マホガニー1Pボディ(ブラックカラー)
フィンガーボード:エボニー
ピックアップ:アルニコV、後にハムバッカーへ変更
もうここで、違いのポイント
ボディ材!!
Standardがメイプル、マホガニーなのに対して、
Customは、マホガニー単板
当時のGibson社は、ボディの材料を変えることによって、音質も変えております。
Standard メイプル使用による、高音域の硬さ、マホガニーボディによる高中音域
Customは、マホガニー単板による、中低音域 粘っこいミドルサウンド
次のポイント
フィンガーボード
Standardは、ローズウッド(ハカランダ)を使用しており、
高音域から中低音域をカバー
Custom、エボニー材を使用、ローズウッドよりも堅く
高音域を重視
その他、装飾、ピックアップ(1957年には両モデル共にハムバッカーに変更される)
実は、Les Paul Custom モデルは、Les Paul Standardの上位機種として製作されております。簡単に言うとレスポール氏の第2弾シグネイチャーモデルです。
しかし、それもロック!!
重い方が、低音でますもんね!!
元々は1954 Les Paul CustomはアルニコVピックアップを搭載し。
ジャズギター的な要素が大きいですが、
1957年になりハムバッカーを搭載したことにより、断然ロック度が増しました。
年代、弾く側によって、新しい音楽の可能性がある訳です。
レスポールは重いのが好きさん ズバッと解決いたしました。
次のお悩み、質問をお待ちしております。
今回ご紹介した Les Paul Customの在庫はコチラ
是非、お気に入りの1本を見つけてください!!
この記事を書いた人

和田 孝幸(わだ たかゆき)
御茶ノ水本店 FINEST GUITARS/1F ハイエンド・ギブソンフロア
御茶ノ水本店 FINEST GUITARS/1F ハイエンド・ギブソンフロア
池袋店キャスト時代、エフェクター、アンプ、国産エレキギター担当。御茶ノ水本店でのGibsonフロア責任者、渋谷店でのサブマネージャー兼Gibson責任者を経て、現在御茶ノ水本店Finest Guitarsの店長を務める。
所有GuitarはVintage 1968 Les Paul Standard、HC 1959 Les Paul など初めて購入したギターが、Gibson Les Paul Special TV-Yellowと、根っからのGibson好き。
60年代のブルースやロックからテクノ、ジャパニーズロックまで幅広く愛聴。年に4回、Gibson Factoryでの買い付けなどにも参加し、材料の選定から企画まで幅広く行っている。Gibsonが公式に認定する「Gibsonプロダクト・スペシャリスト」の資格を所有(No CS1402JP)。
Gibsonの事なら何でもご相談下さいませ。最高の1本を選ぶお手伝いを致します。
所有GuitarはVintage 1968 Les Paul Standard、HC 1959 Les Paul など初めて購入したギターが、Gibson Les Paul Special TV-Yellowと、根っからのGibson好き。
60年代のブルースやロックからテクノ、ジャパニーズロックまで幅広く愛聴。年に4回、Gibson Factoryでの買い付けなどにも参加し、材料の選定から企画まで幅広く行っている。Gibsonが公式に認定する「Gibsonプロダクト・スペシャリスト」の資格を所有(No CS1402JP)。
Gibsonの事なら何でもご相談下さいませ。最高の1本を選ぶお手伝いを致します。