クールなルックスなアルトサックスが入荷!
2019-02-17 皆さんコンニチハ!!※調整完了しました!!
名古屋栄店サックス担当のミスミでございます。サックス吹きとしては、いつだってブラックなサックスが入荷するとココロトキメキますよね!
本日ご紹介する、今週の逸品はコチラ!!
Antigua Power Bell BC

セルマーの輸入総代理店であるノナカ貿易が取り扱うサックスブランド『アンティグア』日本国内でアンティグアといえば、「ビギナー向け」や「安価な楽器」といったイメージが持たれており、コストパフォーマンスに優れるサックスが流通しておりましたが、実はアンティグアブランドにはビギナー向けサックスだけでなく、プロフェッショナルグレードであるPROONEやPOWERBELLといったシリーズもラインナップされておりました。
ここ数年で日本で取扱いの始まったPROONEに引き続き、ビッグベルや特殊加工の表面塗装、なにより本格的なサウンドで話題をさらったPOWERBELLシリーズのアルトサックスがコンディション良好で名古屋栄店に入荷致しましたのでご紹介させて頂きます。



まず、やはり目を惹くのはこのブラックの管体とシルバーカラーのキィの組み合わせでしょうか。公式サイトによると、塗装はBlack nickel body and classic nickel keysとのことですが管体はブラックニッケルプレートで仕上げられ精悍なルックス。キィパーツはサテン調に仕上げられたニッケルプレートです。見た目よりもサラサラな手触りですね。


ネックから主管、U字管、ベルフレアに彫り込まれた彫刻も手彫りでキレイな仕上がり。彫刻部から見える地金はややオレンジがかった色味ですので管体素材はゴールドブラスでしょうか?公表はされていないようですが気になりますね。
重量も見た目通り(?)のヘヴィ級。実測で2.66kgでした。YAS-62が2.48kgでしたので、その差は180グラム。缶コーヒー一本分くらいの重さでしょうか。単三電池10本分と考えれば重いですよね・・・・。新設計とされるネックもずっしりとした重さが感じられます。
また、低価格モデルではコストを抑えるため安価なタンポが採用されますが、こちらのモデルには主要メーカーの上級モデルにも採用されるピゾーニ社のタンポが搭載されており、気密性・耐久性・高精度を併せ持ちます。
ここまで書いてみて、「なんだか重そうな吹き応えなのかな」という印象でしたが、息を入れてみるとビックリ!意外にも(?)スルッと息が入り、ブライトなサウンドで良い鳴りが楽しめます。さすがにビッグベルだけありダイナミクスの幅はさすが!キィワークも剛性感があり安っぽさは感じられません。ブラックニッケル特有の、スコーンと抜けが良く、エッジがありメリハリのある印象で演奏できます。
入荷したばかりの中古のため、これより調整となります。お楽しみにどうぞ。