元祖真空管入りコンパクトエフェクター!?Tube Driver
2018-07-18 皆さんこんにちは。イシバシ楽器御茶ノ水本店エフェクターフロアの
アンビエント中嶋です。
HELIXファミリーまたHX EFFECTSに搭載されています。
各エフェクトのモデルを一つ一つ掘り下げていこうと思います。
今回ご紹介するのはDistorsionモデルからValve Driverです。
元祖真空管入りコンパクトエフェクター Tube Driver
こちらのモデルはChandlerのTube Driverですね。
真空管を使用したオーバードライブで有名で、過去にエリックジョンソンやデビットギルモアなどが使っていたのを覚えております。
結構ごっつい筐体の中に真空管が光っていて、初めて見た時はこれ踏んでいいのか?と思いました。
意外と丈夫ですが、中古で入って来た時隙間からかなり埃が溜まった状態で入ってくることが多く、火災の原因になりそうなくらい基盤まで汚れています。
みなさん、エフェクターとてメンテナンスは大事です。うちの店では、倉庫の方に回路から火が出たチューブスクリーマーが眠っております。
さてさて気を取り直しまして、エフェクターの解説に行きましょう。

B.K.Butlerさんという設計者が作った真空管搭載型のオーバードライブで、これまでCHNDLER INDUSTRIESやTUBE WORKSなどのブランドで製品化されています。
チューブ独特のキメの細かさと倍音が含まれています。オープンコードなどをギャリーんと弾いた時の倍音はたまりません。キメが細かく非対称に割れる感じはチューブならではないでしょうか?
また可変域の広いhi、lowEQにより幅広い音作りが可能となっております。
こちらのモデル、正直言いますと、個体差がものすごい印象があります。
真空管ゆえのヘタリなのか経年劣化なのか、私も今まで四台以上の個体を弾いてきましたがどれも個体差がひどく、なんとなくこんな感じだよなーぐらいにしか思えなかった次第でございますが、
HELIX搭載されているので、個体差など一切なく、常に最善の状態で弾けるわけでございます。
これはデジタルならではの強みですね。
さてここからはHELIX側のパラメーターを見ていきましょう。
・Gain
歪具合が変わります。時計回りにまわすと歪が強くなってきます。
・Bass
低音成分が強調されます。
・Treble
高音成分が強調されます。
・Level
音量の調整です。
こんな感じになっております。歪具合が変わります。時計回りにまわすと歪が強くなってきます。
・Bass
低音成分が強調されます。
・Treble
高音成分が強調されます。
・Level
音量の調整です。
オススメの使い方はと言いますとメインの歪みにいかがですか?
もうこれしか言えませんね(笑)
こいつに繋いでメロウなソロなど弾くもよし、
クランチ程度にして真空管独特の倍音感を楽しむもよし、特に古臭いソロを取りたいときにこいつに繋いでギターのトーンなどを絞ってやれば、ウーマントーンの完成です。
ウーマントーンの魅力にとりつかれたらもうこいつをパッチに入れざるを得ないぐらいになるかと思います。
粘っこいロー、ジリジリとした歪み、そして倍音感を楽しんじゃってください。
今回はここら辺で!
また次回お会いしましょう!!

エフェクターフロアのアンビエント中嶋が
お送りいたしました。
さいなら!