【御茶ノ水本店 ベースフロア】Pick up Vintage!Ver.4~1966-67 Precision Bass~

皆さまこんにちは!御茶ノ水本店 ベースフロア担当のウスイでございます!
ジメジメした湿度管理が大変な時期が近づいてきていますね、私もそろそろ自室の除湿機を用意しないと…。

さて今回は第4回、Pick up Vintage 1966-67 Precision Bass!
先日ご紹介したものとはまた別の個体でございます!同じ年代、近いシリアルですが全然違うキャラクターを持つ一本です。実は先日まで同年のヴィンテージプレベを比較しようという趣旨のブログを執筆していたのですが、その間に先日ご紹介した個体が新しいオーナーさんの下へ旅立っていきましたため、単体でのご紹介になります!

過去のPick up Vintageシリーズはこちらから!

【御茶ノ水本店ベースフロア】PICK UP VINTAGE!Ver.1 ~1976 Precision Bass Sunburst~

【御茶ノ水本店ベースフロア】PICK UP VINTAGE! ~1980 MUSIC MAN Pre Ernie Ball StingRay~

【御茶ノ水本店ベースフロア】PICK UP VINTAGE!Ver.3 ~1966 Precision Bass Sunburst~
🔼1966年製Precision Bassの紹介はこちら

それでは早速!

【1966年のFender エレキベース】
早速!なんて言っておいてなんですが、少し小話を。今回ご紹介するのは1966年付近の楽器。ということで簡単に1966年のFenderのベースとはどういったものなのかをお話できればと思います。(前回すればよかったですね)
さてこの1966年、ざっくりと言うとCBSによりFenderが買収された、Fenderにとってかなり激動の年でした。今回は1966年のお話ですので省略しますが、これ以降Fenderのエレキベースはバインディングやパドルペグ、ブロックインレイなどルックスにおいて大きく変遷していきます。このあたりの良し悪しは本当に個人の好みになってしまうので深く言及はしませんが、「パドルペグは可愛い!」「ブロックインレイがカッコいい!」といった意見もあれば、「一瞬しか作られていないバインディングドットが一番のロマン!」といった意見もあり、ここは個性が色濃く出る部分ですね。今回こちらのブログでは在庫になぞらえてPrecision Bassのみのご紹介にはなってしまいますが、Fenderの現行機種における最上位シリーズ「Fender American Vintage Ⅱ」シリーズには1966年リイシューのJazz Bassがラインナップされています。気になる方はこちらもぜひ御覧くださいませ。

Fender American VintageⅡ Jazz Bass & Precision Bass 御茶ノ水本店 在庫リスト

お待たせいたしました、それでは本編です!

FENDER USA / Precision Bass 3-Color Sunburst 1966-1967

こちらは新入荷の1966-1967年製の一本。60年代中盤に多く見られる黄色く焼けた部分が多いのが特徴です。ボディはもちろんヘッドまでビッシリとウェザーチェックが入っており、貫禄を感じさせてくれるルックス。浅め・狭めのバックコンターに69年頃まで見られる1弦側カッタウェイ部のコブ状の膨らみなど、随所に60sを感じさせてくれる仕様が盛り込まれています。それでいてペグはパドル型ではなくクローバー型。指板はラウンド貼りのインディアン・ローズウッドで、太めのフレットは少し低め。しかしながら現状プレイアビリティには問題ございません。

私の技術ではウェザーチェックが満足に写せませんでした…是非店頭にてご覧頂きたいです!

ピックガードは経年により色褪せ、縮小が確認できますが現状割れなどは確認できません。そしてアルミシールドが施されたピックガード裏にはなんと「Fender」のサインが…!確証こそございませんが、

筆跡等から恐らく本物だろういう結論に至りました!昨今では滅多にお目にかかれるものではないでしょう…!
またコントロールノブも特に交換はなし。形状から58年頃から60年代中盤にかけて使用されていたフラット・ノブと思われます。

パーツ類や電装系はほとんどオリジナル。数か所ネジなどが変わってはいますがメインパーツの変更点はなし。店頭に到着した時点で調整を施し、PUスポンジとネックシムを増設しています。ボリューム側のポットデイトがハンダで隠れてしまっており、66と断定が出来ないこと、年代を表す箇所が「67」に見えなくもないことから66~67年製としていますが、交換痕のないコントロールノブやネックデイト、PUに記載のある「66」の文字から基本線としては1966年製と見て間違いなさそうです。

またネックデイトは「5 AUG 66 C」。そう、前回紹介したものと全く同じものです…!先日もこの「5 AUG 66 C」シリアルが多いという話をしましたが、こちらの個体も例に漏れず。この時期の個体が異常に強いのか、はたまたただの偶然なのか、やはり原因も因果関係も謎のままです。

サウンドは商品ページに記載した通りメロウに響く中音域が特徴。体の奥底まで響く轟音!というほどではありませんが、太くブーミーな低音から澄んだ芯のある高音域まですべての音域を調和しています。ぜひバンドアンサンブルの中で使ってほしくなる、ヴィンテージらしい熟したサウンド。このテイストは本物のヴィンテージにしか出せないものでしょう。

今回は以上となります!お値段以上の価値を持つ魅惑のヴィンテージ・ベース!この機会にぜひご検討ください!

また、現在イシバシ楽器御茶ノ水本店ではオトクな下取りキャンペーンを実施中!金利無料の分割払いも合わせれば、今回ご紹介したようなヴィンテージ品やみんなの憧れのハイエンド・ベースまでお目当ての楽器があっと驚く値段で買えちゃうかも…!?

こちらのキャンペーンはどちらも期間限定!ぜひお早めにご検討くださいませ!

店舗情報

イシバシ楽器御茶ノ水本店

OCHANOMIZU HONTEN

〒101-0062

東京都千代田区神田駿河台2-2

TEL:03-3233-1484

営業時間:11:00 ~ 19:00

アクセス:【JR】御茶ノ水駅(徒歩1分)

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