3弦プレーン弦にスッと手を差し伸べる・・・
2017-10-23 「パーツの人」でございます。今回ご紹介させていただくはこちらのパーツ↓

Montreux Compensated Tailpiece Nickel
こちらのアイテム、パッと見テールピースに見えますがジュニアやスペシャル等で使用するバーブリッジとなっています。商品名に「コンペンセイテッド」(読み合ってますかね・・・)とありますが、この単語を辞書ググりしてみますと、
・補償
・相殺する
・平衡するように補正する
等がでてきます。
一般的なギターではオクターブ調整をすると弦の接点部分がおおよそ階段状に並びます。Tune・O・Maticのレスポールやストラトキャスターなんかそうですね。ところがノーマルなのっぺらぼうのバーブリッジでは、構造上、弦の接点位置がまっすぐになってしまいオクターブチューニングが合いません。そこでこのバーブリッジは弦の接点部分を階段状にすることで、少しでもオクターブチューニングを合いやすくした、正に「コンペンセイテッド」なバーブリッジなんですね。ちなみに接点部分の階段状の形からライトニングなんちゃらとも言われる事も。
そして今回のバーブリッジのナイスなポイントは!
3弦が落ちてるッ!
です。
実はこのタイプのバーブリッジは古くから存在しているのですが、以前から比較的入手しやすかった同タイプのコピーブリッジも含めて、よく見ると弦の接点部分の階段が2弦で落ちていました。これは当時としては3弦までが巻き弦のギター弦が一般的だったのでしょう。この古い2弦落ちの構造だと現代の4弦までが巻き弦のセットではオクターブピッチが合わないんですね。
そこでコレです!
オールドライクなルックスとサウンドの方向性を持ち、現代のニーズに合った機能を必要最小限の形で加える、まるで「ああっどうしよ!」てなタイミングにナチュラルにそっと手を差し伸べてくれるような(?)素敵アイテムとなっています。スタッドボルトの間隔は約82mm、両サイドのネジはモチロン1/16インチのレンチで調整する#6-32ネジです。支えるにはM3じゃダメなんだっ!という拘りプレイヤーもニンマリ。
最後に裏側もチラリと。

詳しい素材は判りませんが裏が抜いてあるとはいえ若干重量があります。個人的にバットヘッドのEpiphone Olympicを所有しておりますが、とあるアルミブリッジを搭載していたんですが、ただでさえボディが薄いギターなので音が軽くなっちゃって今回のタイプに替えちゃいました。個人的には良改造でございました、まる。
バダススタイルもいいんだけどやっぱりバーブリッジで行きたい!または古い2弦落ちタイプを使用していてピッチが合わない!という方におススメな一品です!階段部分がありますが厚みもテールピース並なのもシチュエーションによってはありがたいですね?。
というわけでご案内させていただきました「Montreux Compensated Tailpiece Nickel」。気になるお値段は¥8,467(税込)となっております!
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商品ページはこちらです!
皆様のご来店をお待ちいたしております!!
それでわ!