D-18が一足先にVintageスペックへと生まれ変わり、後を追うように
2017年頃、D-28を含むStandardシリーズに大幅な仕様変更がございました。
あれから約8年Martin Standardシリーズがリニューアルします!
さて、どの様な仕様変更となったのか、、気になりますね!
早速紹介していきます!!


これは分かりやすいですね!明らかに左のリニューアルモデルの方が伸びてます。
高さ自体は変わらないと思いますが、ボリュートの頂点が1、6弦ペグのギア付近まで
伸びているので従来のモデルとは、パット見でも全然違います。
個人的にはニューモデルの方が好きですねぇ~
はい、ドンドンいきましょう。


ネックヒールの形状が変わりVintageのように深くカーブしているとの事、
いやぁこれは写真では分かりにくいですね笑
新旧比べる機会があれば是非並べて見比べてみて下さい。写り方の問題かもですが、
右の旧モデルの方がややシャープに見えます。
はい、つぎつぎ~


先ずは右の画像から、ブリッジの形状が薄くよりシャープになったとの事です。
いよいよサウンドに影響する部分の仕様変更点です。全体が薄くなった事による質量の変化がもたらすサウンド、とても気になるところですね。
より音抜けが良くなったのかな~なんて想像を膨らませておりますが、音が籠もると形容される00~000のStyle-28は要チェックかもしれません。
次に左の画像、指板のエッジがシャープになって、更に薄くなったそうです。ナット幅自体は新旧共に変わらないそうですが、エッジ処理+薄くなった事により、握り込み易くなって幅広感が軽減されると思います。なので、45mm弱という数値以上に弾きやすいと感じると思われます。
この仕様変更は個人的にかなりGoodかなと思います。普段様々なお客様とお話させて頂きますが、やはり2017年以降の仕様は「ナット幅が広いから弾きにくい」という方が
多い印象で、ナット幅が要因で購入に踏みきれないという方も検討しやすくなったと思います。現に2017年以前の約43mmナットはずっと人気ですからね。
さぁ次が大本命、はいドン

GEブレーシングに変更となります!!
なんだ、そんな事かよって?これまた奥が深いんだな~
だいぶ極端な例ですが、写真のように【✕】で組むか、均等に横向きで何本か並べる【‖‖】かで、びっくりするくらい変わります。(ホント極端な例ですが、、)
更には厚みや高さ、位置等の細かな違いでも変わります。これがアコギの面白いところで奥が深いところなんです。
現行品で言えば、Modern Deluxeシリーズが前述のGEパターンで、まぁVTSやロッドの素材等サウンドに関わる部分が結構違うので完全にあの感じかと言われれば違うと思いますが、サウンドの傾向としてはイメージしやすいかと。
さて、今回はMartinの仕様変更に焦点を当てて簡単な解説をしましたが、2012年D-18の仕様変更から始まったVintage思考な造りはそのままに、より現代に合わせた”ブラッシュアップ”的な仕様変更だったのかなと感じます。是非とも実機を触ってみたいです。。。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
それではまた。