木管楽器についてるタンポって・・・何?
2021-02-04 こんにちは!梅田店 管楽器担当 藤村です!!
おうち時間、こういう時こそ楽器のクリーニングをしよう!ということで!!
管楽器のメンテナンスについてよく知らない!
分からないって方は挙手!!
初めての方は特にメンテナンスのことはいまいち分からないですよね!
なので・・・管楽器のメンテナンスに焦点をあてていきたいと思います★
今回は木管楽器編☆

クラリネット・オーボエ・フルート・サックスなどの
木管楽器は定期的なメンテナンスは必須!!
でもなんでそんなにメンテナンスしないといけないのか
実際、どれぐらいの期間で修理が必要なのか
始めたばかりの方はこういう疑問も多いはず!
そんなお悩みを解決すべく!メンテナンスについてご紹介していきます^^
木管楽器は各所に天然素材(タンポ、フェルト、コルク等)を使用しています。
通常の演奏だけでなく、気温や湿度の変化によっても調整が変わってしまうことも!
そもそも「タンポ」とは・・・
このキィについているパッドのこと!

サックスは茶色いパッド

フルートは黄色

クラリネットは白色
■タンポの主な素材
様々な種類があり、楽器の種類、メーカー、機種などによって使い分けられています。
タンポの種類によって音も変わるというのだから驚きです!
一般的には、丸く抜かれた台紙とフェルトが皮で包まれ、皮は台紙に糊付けしてあります。
タンポの皮には様々な素材が使われており、それぞれの楽器に適したものが搭載されています。
主にピッコロ・フルート・オーボエ・クラリネット等に使われるタンポには、
「フィッシュスキン」という薄い皮が巻いてあります。
本来は魚の浮袋を使っていたため、直訳すると「魚の皮」ですが
現在は豚や羊の「腸の皮」が使われています。(ソーセージの皮と一緒!!)



サックス・バスクラリネット・ファゴット等はフィッシュスキンではなく
羊・牛・豚・カンガルーなど動物の革(レザー)が使われています。
フィッシュスキンに比べて、耐久性や音の立ち上がりが良いのが特徴です◎
クラリネットやオーボエでも一部の機種で搭載されています。
また、クラリネット・オーボエの一部には天然のコルクを使用したものも使われます。
金管楽器のウォーターキイに付いているような、丸く抜かれたコルクです。
その中でも質のいいものがコルクタンポとして使われます。

楽器の状態は日々変化する!
演奏による水分や汚れなど、おもに劣化などが問題でタンポ交換に・・・
交換しないといけないタンポってどんな状態なのか実際に見てみましょう!
こちらが交換前のタンポ

新品のタンポがこちら!

タンポの状態が悪いままでは、上手く演奏できません(;;)
楽しく演奏するためには・・・
やっぱり定期的なメンテナンスが大事ってことですね!
ベストコンディションで演奏できるよう、後回しにせず
自分の楽器の状態を知り、楽器店へ調整に出すなど
メンテナンスしてあげましょう!
ここで自分でも出来るメンテナンスについてご紹介★【サックス編】
タンポといえば・・・
サックスによくあるタンポのべたつき。
キィを押してもトーンホールとパッドがくっついて音が変わらない!
サックス奏者の方なら一度は経験してるはず!
小さな変化が積み重なり不具合が・・・
ちょっとした事なのにかなりのストレスですよね・・・
でもこういう時、すぐに調整に出したりできないってことありません?
こういう症状なら、自分でも応急処置が可能です!
意外と知らない!
タンポのベタつきを解消するためのメンテナンス・ケア用品☆

・NONAKA Pad Guard ノナカ パッドガード

革タンポ(パッド)のベタつき解消、リフレッシュに絶大な効果あり!
フタに取り付けてあるハケでタンポ(パッド)の表面に薄く塗り、
紙や布でふき取る事で、タンポ(パッド)のベタつきを劇的に解消します。
・Wood Stone/Smooth Pad

サックスなどの革製パッド専用。
パッドのベタ付きや貼り付きを予防、改善。
是非、タンポのべたつきを解消して快適な演奏を!!!
次回、金管楽器編に続く☆