2020-03-20 皆さんこんにちは!
名古屋栄店管楽器担当の村瀬でございます。
今回は最近店頭でよく聞かれる、
YAMAHAバルブオイルの違い
についてご説明します!

★そもそもバルブオイルとは?
バルブオイルとは、ピストン楽器の心臓部である『ピストンバルブ』をスムーズに動作させるためのオイルです。
よく、『動きが悪くなったらオイルを差せばいい』と思われてる方が多いですが、オイルは気化してしまいます、そして、オイルを差さなくても動くには動きますが、ピストンを動かす時にピストンが擦れて表面から消耗していき、最終的にはオイルを差しても動きが悪い状態になってしまいます。そんな金属同士の擦れでピストンが消耗するのを防いだり、サビを防止する役割がこのバルブオイルにはあるのです!
★粘度の違いは?
YAMAHAのバルブオイルはスーパーライト・ライト・レギュラー・ヴィンテージの計4種類あります。
※只今名古屋栄店は、ライト・レギュラー・ヴィンテージの3種類のみのお取扱いです。

<粘度が低い(サラサラ)オイル>
ピストンが消耗していない新しい楽器やトランペットなどのピストンが擦れる面積が少ない楽器にオススメ。
<粘度が高い(トロトロ)オイル>
ピストンが消耗している古い楽器やユーフォ・チューバなどの大型楽器にオススメ。
★なぜ古い楽器には粘度が高いオイルを?

新しいトランペットのピストンとバルブケーシングの間(上記図の水色部分(クリアランス))は片側で約10ミクロンなのですが、使い続けているとピストンが消耗してしまい、そのクリアランスが広くなると、サラサラな粘度の低いオイルはすぐ流れ、動作が悪くなるのです。その為、粘度が高いトロトロのオイルでクリアランスを埋め、動作をスムーズにするのです!
★最後に
とにかくバルブオイルはこまめに差す事!
そして自分の楽器にあったオイルで楽器を大切に使用して行きましょう!

今回ご紹介いたしましたオイルは各¥770円(税込)で管楽器フロアにて販売中です!また、その他メーカーのバルブオイルのもお取扱いございます!
詳しくは管楽器担当まで!
以上!村瀬でした!