名機中の名機、この子で録った音はこの子だけの特別な色になる。
2019-05-18 デジタルフロアから、こんにちは!!名古屋栄店デジタル担当の音響効果マンでございます。
本日ご紹介するのは【Neumann / U87Ai 編】音響効果マン【第一話】です!!

名機中の名機、この子で録った音はこの子だけの特別な色になる。
という素晴らしいマイクロフォンです。
何がそんなに凄いの?ただ高いだけでは?音質なんてそんなに変わるの?
と思っている方々、、。
そうなのです。
マイクはしっかりとセッティングしないと良い音では録れません。
実際問題、音質は録る環境下や機材等で雲泥の差が出てしまいます。
更に深く言うのであれば、締め切った空間で空調を切って、白熱灯がない所でマイキングをしっかりして、EQで整えてコンプで叩いて、薄くリヴァーブをかけてなじませてあげる。
などの色々な手間を丁寧にしてあげて、初めて本領を発揮します!
凄く繊細で面倒くさい子たちなのです…
その中でも【Neumann / U 87 Ai】は特別なコンデンサーマイクで、
ある程度劣悪な環境下で録ってもその子の音になる!
そして最高の環境下で録ると、まさにその音になる!
というマイクロフォンです。

ただひたすらに強く、明るくて元気な王様。といったイメージでしょうか!!
高音域は、耳に刺さらないのに明るく尖って抜けて聴こえる。
中音域は、芯がしっかりとありドライで分離がハッキリとしている。
低音域は、埋もれすぎず音像もまとまっていて引き締まっている感じです。
最初からEQで余分な周波数をカットしている感じが強いです。
(※【Neumann / U 87】は歴史のあるマイクロフォンです。
現行機種のU87aiやその他のように色々な個体があります。
U87シリーズでもサウンドは異なりますのでご注意を。)

必ずと言っていいほど、スタジオ等で最も広く使用されているマイクロフォンです。
テレビから聴こえてくるナレーションの音声や、映画の吹き替えの音声など。
おそらく、ほとんどがまずU87等で録っていると思います。いえ、間違いなく録っています!!
(※各スタジオや各局のエンジニアさん声優さんのルール等があるので厳密なことは言えません。)

指向性も3種類のパターンがあり、無指向性、カーディオイド、双指向性を備えているラージ・デュアル・ダイヤフラム・カプセルです。
ヘッドグリルの下にあるスイッチで切換可能です。減衰スイッチは背面にあり10dBの減衰が可能です。
また、歪みなしで最大音圧127dBまで処理することも可能です。低周波特性は、近接効果を補うために低減することも可能です。
といった感じで、第一話終了です!
次回は周波数についてご紹介します!
U 87 Ai、店頭でお試しいただけますのでご来店お待ちしておりますね!!
ではまたお会いしましょう!!
またね!!