ヴィンテージサックスがコンディション良好にて入荷!
2018-12-27 皆さんコンニチハ!名古屋栄店管楽器担当のミスミでございます。
2018年も年始から様々な楽器をご紹介してまいりましたが、今年も残り僅か・・・栄の街には若いアベックや忘年会帰りのビジネスマンで溢れ、活気を取り戻しているようです。ワタシは戌年、年男でしたので2019年を迎えるのも少々寂しい気がしないでもありませんが、張り切って今週の逸品をご紹介したいと思います!!
※ヤナギサワ ソプラニーノサックスも併せてご紹介する予定でしたが、こちらは販売済みとなってしまいました。
まずご紹介するのはこちら
H.SELMER MARK7 Alto Saxophone

シリアルは30万番台。1980年頃製造、昭和55年頃製造のフランスセルマー・マーク7。オリジナルラッカー・彫刻ナシの個体です。ワタシよりも年上。



いかがでしょうか、、この素晴らしいラッカーコンディション。一般的にフラセルはラッカーが強いとされておりますが、製造から40年近く経過する個体とは思えないほど。よほど大事に仕舞い込まれていたのか、押し入れに忘れ去られていたのか・・・クローゼットホーンならぬ、箪笥預金ホーンでしょうか。

ダメージの出やすいU字管もグッドコンディション。


ベル周りや裏側もとてもキレイなコンディションですね。
楽器自体の重量がありマーク6等に比べると抵抗感の強さ、サイドキィやテーブルキィの大きさに多少の違和感を感じさせますが、他モデルにはない乾いた独特な鳴りと密度があり重厚感のあるサウンドは虜になるプレイヤーも多く、魅力あふれたモデルです。
こちらの個体を吹いてみましたがまるで新品のような鳴り。分かる方にはわかるかと思いますが、「新品のセルマーの音」がします。全くと言っていいくらい抜けておらず、大事に吹き込んで育てていきたいと思わせる一本ですね。これから愛用し吹き込んでいく楽しみがあります。現行モデルでは納得できないアナタ!ジュビリーでは往年のセルマーサウンドが失われてしまったとお考えでしたら、納得できるサウンドがあります。
続いてご紹介する昭和(?)の名モデルは・・・
YAMAHA YAS-61 Alto Saxophone

現行モデルとして製造されている人気シリーズ、YAS-62のご先祖様にあたる初代プロモデル。現在は8から始まる品番のカスタムクラスが最上位モデルとされておりますが、ヤマハサックス製造の黎明期である60年代から70年代にかけてはこの61がフラッグシップモデルでした。


こちらの個体も言わずもがなグッドコンディション!タンス預金ホーンです(くどい)

オクターブレバーの形状も独特。


ベルのYAMAHAプリントロゴも、彫刻もバッチリ残っております。もうこんな素晴らしいコンディションのYAS-61は入荷しないかもしれません。。。
古い楽器ですが国産楽器らしくしっかりと作りこまれております。
サウンドや操作性を現行カスタムと比べるのは難しいところがありますが、その音色も、その操作性も、そのキィガードデザインも、ヤマハサックス製造の歴史を紐解くには欠かせない初代プロモデル。ヤマハフリークの方にはぜひ一度お試し頂きたいモデルです。
名古屋栄店では稀少なモデル、実用性の高いモデルが次々と入荷しております。新着情報はこまめに更新しておりますのでお楽しみにどうぞ!!