ご予算別:現行ジャズマスターの選び方【おすすめ10選】

1958年にジャズマスターが登場してから60周年。
今年は様々な限定モデルが続々とリリース、各出版社からムック本が発売されたり、フェンダーの公式イベント・キャンペーンが開催されたりと、Jazzmasterが大いに盛り上がった一年でした。

そんな2018年も締めくくりとなりました。数年前と比較して、現在ではJMのラインナップ/種類もかなり多岐に渡っております。今ひとつ違いが分からないという方のために、今回は「現行ジャズマスターの選び方」について、人気ランキング上位の顔ぶれを中心に、おすすめモデル主要10機種に絞って、ご予算別で比較おさらいしていこうと思います。
(※販売価格は都度変動がありますのでご参考まで。)

□ご予算:税込7万円台から

Fender Player Series Jazzmaster
スタンダード・シリーズの後継として2018年に発表された新製品で、バハ・カリフォルニアのエンセナダ・ファクトリーにて製作されております。
伝統的なデザインとサウンドを踏襲しながらも、現代の様々なカテゴリーのプレーヤーから求められるスペックを随所に取り入れていることが大きな特徴。
ジャズマスターと言いながらも大胆に2ハムバッカー仕様、ボリュームノブを引き上げるとリアピックアップをコイルスプリットできるのでシングルコイル的なアプローチも。
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□ご予算:税込10万円台から


Fender Made in Japan Traditional Jazzmaster
かつてのフェンダージャパン、ジャパンエクスクルーシブ・クラシックシリーズといった系譜に属するMade in Japan Traditional Series。
日本製ならではの精巧な作りと安定したクオリティ、コストパフォーマンスの高さは、1982年の登場以来、老若男女問わず数多のプレイヤーに愛されてきました。
カラーバリエーションにはサイケデリックなピンクペイズリー/ブルーフラワーもありますし、初期モノのようなアッシュボディのサンバーストとゴールドアノダイズド・ピックガードの組み合わせも渋いです。
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□ご予算:税込15万円台から

Fender Limited Edition 60th Anniversary Classic Jazzmaster Fiesta Red
日本国内ではフェンダーメキシコという通称で知られるエンセナダ・ファクトリー製のジャズマスターで、60周年記念限定モデルです。
クラシック・シリーズという位置付けなので、ラッカーフィニッシュのアルダーボディで基本的にはヴィンテージスペック寄りのデザインなのですが、指板Rを若干フラットにしたり、ナロートールフレットを採用することで万人向けに演奏性を向上させております。
バインディング付きのネック、ブロックポジションマークは1966年以降採用された仕様で、ボディとヘッドの色味を揃えたマッチングヘッドなのもかっこいいです。
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Fender Road Worn 60S Jazzmaster 3 Tone Sunburst Pau Ferro Fingerboard
ファクトリー出荷時より、まるで長年弾き込まれてきたかのごとく、ダメージ加工が施されていることが特徴のロードウォーン・シリーズ。
ラッカー塗装にレリック処理が施されているだけでなく、金属パーツの変色やサビまで丁寧に再現しており、サウンドの方もヴィンテージテイストを強めに感じます。
最近では環境保護の観点から、SRV(スティーヴィー・レイ・ヴォーン)モデルでも馴染みのあるパーフェロー指板が使用されるようになりました。
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Fender Made in Japan 2018 Limited Collection 60s Jazzmaster Lacquer Sonic Blue
完全数量限定生産モデルで、以前の型番で言うとフェンダージャパンJM60/VSPや、ジャパンエクスクルーシブClassic Special 60s Jazzmasterを後継するラインナップ最上級機種にあたります。
さらに今回は下地も含めたオールラッカー塗装。伝統的なディテールへの拘りが追求されたMade in Japan Traditional Seriesをもとに、通常の約3倍に及ぶ時間をかけて丁寧に作り込まれているそうです。
バインディングのないドットマーカー・ネックでありながらソンブレロノブがアクセントに。USA規格のボディシェイプとパーツを採用していることも見逃せません。
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Fender American Professional Jazzmaster
2017年モデルとして登場したFender USA American Professional Seriesは、1986年の発表以来、不動のロングセラーであったAmerican Standard Seriesの後継機種にあたります。
音楽ジャンルの垣根を越えた汎用性の高いサウンドと、弾き手にストレスを感じさせない快適なプレイアビリティが大きな魅力で、現行ラインナップで常に上位人気をキープしている最もスタンダードな位置付けでしょう。
V-MODピックアップは、ヴィンテージにインスパイアされた設計でありながら明瞭でパンチのある音色です。セレクタースイッチなどもシンプルにアレンジされており、ライブでも扱いやすいのが人気の秘訣。
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□ご予算:税込20万円台から

Fender 60th Anniversary Triple Jazzmaster Daphne Blue Limited Edition
こちらも1958年から60周年の節目となる2018年の数量限定製作モデル。そもそもの入荷本数が少ないので、タイミングを逃すと中古市場にもなかなか出てこないかと思います。
正直、もはやジャズマスターと言っていいのかどうか…というところですが、「個性豊かにカスタマイズ(モディファイ)されたジャズマスター」へのオマージュ作品というコンセプトとのこと。
ピックアップはフィルタートロンかと思いきや、「フィルタートロン・カバーを装着した」3つのカスタム・ハムバッカーで、本器のためにピックアップ界の巨匠ティム・ショウがデザインしたものだそうです。
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Fender USA / American Original 60s Jazzmaster
1982年以来、フェンダーUSAのラインナップで中核を担ってきたAmerican Vintage Seriesの後継モデルにあたります。
アメヴィンでジャズマスターが登場したのは2000年が近くなってからのことですが、62年モデルや65年モデルが生産されていましたね。
今回は特定年式のスペックを復刻することに拘泥せずに、実用性重視で各年代のエッセンスを柔軟に組み合わせており、販売価格も以前よりお求めやすくなっております。
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□番外編

Fender Custom Shop INORAN Jazzmaster #1 LTD Black
ジャズマスターにまつわる2018年最後のBIGニュースで、限定再生産が発表されたイノランモデルも見逃せません。
2011年5月にマスタービルダーのデニス・ガルスカ監修のもと、チームビルトで50本のみ限定製作されたのですが、まもなく完売してしまいましたので当時店頭で実物をご覧になったことがある方は少ないかもしれません。
ファンの方のみならず、多方面から復刻のリクエストが尽きることはなく…。このたびLUNA SEA結成30周年の節目となる2019年に、ご本人の了承のもと、ついに念願の限定再生産が実現した次第です。米津玄師さんの愛用も有名ですね。
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以上、駆け足になってしまいましたが、年間での人気ランキングをもとに、スタッフおすすめのジャズマスターをピックアップしてご紹介しました。店頭の展示在庫状況、ご不明な点などございましたら、イシバシ楽器御茶ノ水本店フェンダーフロアまでお気軽にお問合せくださいませ。


フェンダー関連のセール情報や各種コンテンツまとめ>>石橋楽器店 Fender Collection


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