メイド・イン・ジャパンの素晴らしさを実感ください！
2018-11-17
Harvest Guitars店長の白井です。フィラデルフィアのヴィンテージ・ギター・ショーから戻ったばかりですが、今度は浜松にあるヤマハ飯田工場及び同社イノベーション・ロードに行ってまいりました。
飯田工場は、アコースティック・ギター、エレキ・ギター、エレキ・ベース、バイオリン、木琴などの木工製品全般を扱う工場です。撮影がNGということで、工場内部の様子をご覧いただくことが出来ないのが残念ですが、良い意味で昔ながらの楽器作りをおこなっている姿に感銘を受けました。
現在ヤマハは中国やインドネシアにも生産拠点を持っていますが、スティール弦のアコースティック・ギター系の製品に関して言えば、この飯田工場ではLシリーズ、Aシリーズの上位モデルを生産しています。塗装やバフがけは機械でおこなう工場が多くなっている中で、この飯田工場では今も職人が作業を行なっていました。個人的に最も感銘を受けたのは、トップ材の力木の削り出し作業です。ノミを器用に操って、正確かつスピーディに成形してしました。また木材のシーズニングは自然乾燥と機械乾燥の二つの工程を経ていました。
その後、ヤマハ本社に移動し品質管理の現場を見学。こちらも撮影はNGでしたが、徹底した品質管理への取り組みを行なっていることが理解できました。
このように、しっかりとシーズニングされた優良材を使い、手間暇かけて丁寧に組み立てることで、音色、演奏性はもちろん、持つ喜びをも感じさせてくれるアイテムを作り出しているということなのです。
さらに本社内に併設された企業ミュージアム、イノベーション・ロードも見学。
楽器はもちろん、バイクやスポーツ用品など多岐に渡るヤマハの製品の歴史が分かるミュージアムで、その広さと展示アイテムの多さに圧倒されました。シンセサイザーのDX7など個人的に所有してきたアイテムも多数あり、懐かしい気分になりました。↓
さて、そんな感動も冷めやらぬ本日、アコースティック・ギター、LL56 CUSTOM AREが再入荷いたしました。
原則的に受注生産アイテムですが、皆様に手に取ってその素晴らしさを実感いただけるように、Harvest Guitarsでは展示販売をおこなっているのです。
厳選された木材を使用し、飯田工場の熟練したクラフトマンが作り上げるハンド・メイドの極みとも言えるモデルです。ARE加工が施されたイングルマン・スプルースとインディアン・ローズウッドのコンビネーションが醸し出す豊かな倍音、芳醇なレゾナンスは格別です。ラッカーの柔らかい感触も高級ギターならでは。バインディングやロゼッタの丁寧な装飾には感嘆するばかり。手になじむネック・グリップ、正確なピッチが、ストレス・フリーの演奏を約束してくれます。
工場で生産工程を見て改めて感銘を受けた私が自信を持ってお勧めする逸品です。
●YAMAHA LL56 CUSTOM ARE 販売価格￥486,000(税込)
注文ページは只今鋭意制作中です。お問い合わせ、ご注文の際は直接Harvest Guitarsにご連絡くださいませ。
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Posted by Eiichiro Shirai/白井英一郎プロフィール：
1960年生まれ。吉田拓郎を聞いてフォーク・ギターを始める。その後イーグルス、オールマン・ブラザーズ・バンドなどのアメリカン・ロックに傾倒。エレキ・ギターも弾くようになる。ギター、スティール・ギター、バンジョー、マンドリン、ウクレレ、三線を弾くマルチ・プレイヤーとして演奏活動をする現役ミュージシャンであり、音楽誌や楽器専門誌のライターの肩書きも持つ。1970年代のファッションを好み、音楽のあるスローライフを実践するロハス・ピープル。入門者からベテランまで、お客様の音楽スタイルはもちろん、ライフスタイルに合った商品を提案する楽器のコンシェルジュ。
