だんだんと寒くなってきましたねー。もうすぐ冬の到来!といった感じでしょうか♪
さて、久々のブログ更新となりましたが、前回のブログ「Gibson Acoustic J-15 vs J-45 Studio-ギブソン アコースティックのエントリーモデルを比較!-」はいかがでしたでしょうかー♪
今回は、打って変わって、エレクトリック・アコースティックギター(エレアコ)の雄「オべーション」をご紹介いたします!

1965年にCharles H.Kamanによって設立された「オべーション」。
もともと、エンジニアだったCharles H.Kamanは1945年に「カーマン・エアクラフト」を設立し、ヘリコプターを製造していました。”グラスファイバー”で作られたリラコードBodyはオべーションの代名詞となります。
現在ではUSA製(アダマスなど)、Korea製(Proシリーズなど)、China製(セレブリティ)がありますが、今回はKorea製モデルを取り上げてみようと思います。
今回題材にするのは、
Ovation / Legend Plus C2079AXP-KOAB (Koa Burst) 【PROシリーズ/Deep Contour Cutaway】
です。
こちらのBodyをご覧ください!


ラウンドBowlボディではなく、大胆にもコンター加工されているのが分かりますね!これによりDeepラウンドBowlでの抱えにくさを解消し、見事に体とフィットしてくれるので、安定した演奏性(姿勢)を保つことが出来ます。





Topは合板のコア材を使用し、グロスフィニッシュ(鏡面仕上げ)になっています。べっ甲柄バインディング部分やロゼッタ、指板ポジションにはアバロンインレイを纏っています。





TopブレーシングはスキャロップドXブレーシングを採用しています。もちろんブレーシングは木材を使っているTopのみで、リラコードBodyは充分な強度があるのでブレーシングは必要ないですね♪また、こちらのモデルはオべーションの特徴的な”マルチサウンドホール””エポレット”仕様ではなく、従来のアコースティックギターと同じくラウンドサウンドホールが施されています。これにより、音量・音圧のあるアコースティックサウンドを得ることが出来ます。




さあここで、楽々弦高調整タイム!
このオべーションはOCP-1Kピックアップが搭載されており、実はサドルと一体化しているのです。




このプレートの下に数枚の「シム」が挟まっています。このシムの抜き差しで弦高の調整が可能になります!

今回はこのシムを1枚抜いてみましょう!
まずは、シムを抜く前は・・・6弦12フレット上で約2.6-2.7mmぐらい。

そして上記の画像のシムを1枚抜いてみると・・・

6弦12フレット上で約2.4-2.5mmぐらいになりました!
通常エレアコの弦高調整は、いちいちサドルの下を削って高さ調整して、さらにピエゾバランスまで整えなければならなく、かなり労力も技術も必要ですが、これなら楽チンですね♪
あと、やはりオべーションといえば”プリアンプ”も注目すべき点ですね!

こちらのモデルには、OP-PRO/STUDIO(オンボード)を搭載しています。電池は9Vの角電池で、交換する際は、つまみを押して基盤を浮かせてから取り外します。



「GAIN(出力レベル)」「チューナー機能」「3Band EQ(LOW/MID/HIGH)」の定番コントロールのほかに、「DRIVE」「EXPRESSOR」というコントロールがあります。
この「DRIVE」「EXPRESSOR」は非常に密接な関係性があり、
「DRIVE」・・・エキサイター回路による”ハーモ二クス(倍音)”成分の強調効果を調節していきます。
「EXPRESSOR」・・・エキサイター出力の量と、コンプレッサー/リミッターのスレッショルドを同時に調節します。
非常にセンシティブな調整で、ご自宅でアンプで鳴らしている分には効果を感じにくいかもしれませんが、やはりライブなど大音量で演奏する際には必ず必要になってくる機能ですね♪
”倍音”と聞くと聞こえは良いですし、よく上質な楽器には”倍音成分が良く含まれており・・・”なんて謳い文句を耳にしますが、これはどれぐらい倍音成分が含まれて心地良いと感じるのかを考えるべきで、倍音成分が多ければ多いほど良いというものでは決してありません。そこを調節できるのがこのプリアンプの利点でもあります。
あと、こちらのモデルには通常の1/4″サイズのOUTPUT Jackだけでなく、バランスアウト(XLR)も装備しています。卓につなぐ場合に重宝しますね♪

Neckはボリュートつきのマホガニー/メイプルの5ピースといった強固なスペック!
グリップは決して握りにくくはありませんが、ややがっしりとしたU-Shape風のグリップです。頑丈な印象ですね!Neckがグロスフィニッシュというのも高級感を感じさせますし、メンテナンス・ケアがしやすいですね♪


こちらのモデルにはしっかりとした専用のハードケースが付属しています♪

やはりオべーションはエレクトリック・アコースティックギターとして使用する際に一番威力を発揮します。バンドサウンドでも埋もれることのない、芯のあるサウンドはやはりオべーションならでは。やはりリラコードBodyの反響特性もあり、レスポンスのストレスなくエレアコとして使えるのが大きな魅力です。強く弾いた時のミシっとした感じも”ならでは”ですねー♪
いかがでしたでしょうかー?少しでもオべーションの魅力を共有できたら幸いです♪
それでは、またーーー♪
今回ご紹介した
Ovation / Legend Plus C2079AXP-KOAB (Koa Burst) 【PROシリーズ/Deep Contour Cutaway】
は、こちらの画像をクリックしてください♪

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納富 悦郎 -プロフィール-
1981年生まれ。元御茶ノ水本店Harvest Guitars副店長兼弊社Gibsonアコースティック担当。中学時代よりギターを始め、10代の頃はバンド、20代の頃はDTMでの作曲活動(CS放送のとある番組のエンディング曲も担当)、30代に入ってからは原点回帰でギターを楽しむ。
イシバシ楽器に入社してからはデジタル、スクール、ドラム、ギター、買取などを担当し、WEB SHOP在籍時より本格的にアコースティックギター担当となる。
Gibson/Martin/Taylor/Cole Clark/YAMAHAなどの主要ブランドのファクトリーツアーや現地買い付け、オーダーなどを経験。
フェイバリットミュージックは’90年代のビーイング系、アメリカンロック、ロックフュージョンなど。フェイバリットギタリストはRichie Kotzen。
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