ドイツの由緒ある金管楽器メーカー
2018-08-21 皆さん、こんにちは!管楽器担当の川口です。
今日は中古のホルンをご紹介します!

Hans Hoyer・「802MAL」
ホルンには様々な種類があります。
Fシングル、Bbシングル、F/Bbフルダブル、F/Bbセミダブル、F/Bb/HighFトリプルホルンなど…
一般的には「F/Bbフルダブル」を購入すれば問題ありません。
今回ご紹介するモデルもF/Bbフルダブルホルンとなります!
まずはロータリーの構造についてご紹介します。
「802MAL」はガイヤータイプと呼ばれる4番ロータリーが左手小指側にあり、
ロータリーが一直線に並んだ構造になっています。
管の巻きも緩やかで自然に息が入るため、初心者の方にもオススメです!

また別の構造でクルスぺタイプと呼ばれるものもあります。
こちらは4番ロータリーが左手親指側の位置にあり、
複雑な管の巻きが程良い抵抗を生み、豊かな音色になります!

次はレバーの部分に注目していきます。
レバーアクションはひも式になっています。
静かで押しはじめが滑らかなのが特徴です。
レバーの高さを微調整できるのも魅力です!
手の小さい方でも安心してお使いいただけます。

もう一つのアクションは機械式です。
このモデルの第4レバーのみこちらのアクションになっています。
ひも式と違い切れる心配がなく、耐久性に優れています。

ベルの部分はベルカットになっており、
ベルを取り外しコンパクトに収納することができます。
素材はイエローブラスを採用しており、明るくクリアな音色です。

最後にYAMAHAのYHR-567Dと吹き比べてみました。
F/B♭の切り替えにほとんど違和感がなく、軽くスムーズに息が入り明るい音色です。
音はYAMAHAに比べると細く感じますが、か細いといった悪い意味ではなく、
芯のあるまとめられた細さという感じでした。

こちらは中古品になり全体的にラッカーの剥がれや凹みの修正痕など使用感はあります。
しかしまだまだお使いいただける逸品です!
店頭にて販売いたしております。
試奏も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください!