R-13と並び人気のモデル
2018-07-17皆さん、こんにちは!
管楽器担当の川口です。
今回は中古のB♭クラリネットをご紹介します!

BUFFET CRAMPON B♭CLARINET 「RC」
ビュッフェ・クランポンはフランスの木管楽器専門メーカーです。
日本での人気も非常に高いですが、日本に限らず世界で評価されているクラリネットのトップメーカーです!
そんなビュッフェ・クランポンの代表モデル「R-13」と
対をなすのが今回紹介する「RC」です!

向かって左側「RC」、向かって右側「R-13」
「RC」は発売当初からその完成度故に「クラリネットの中のクラリネット」と呼ばれました。
深みがあり柔らかな音色とスムーズな吹奏感、また音程の面でも優れており非常にバランスの良いモデルです。
モデル名の「RC」は、「R-13」も手掛けた設計者のロベール・カレの功績を称えて、Robertの“R”とCarreeの“C”を取り、名付けられました。
クラリネットのモデルごとの違いはあまり外観には現れません。
(上位機種になることで左手の小指で扱うレバーが増えたり、メーカーやモデルによってキイの形状が異なることはあります)
今回紹介している「RC」と対の「R-13」を見比べてもあまり違いはありません。
写真でも比較してみましょう!

向かって左側「RC」のバレル、向かって右側「R-13」のバレル

向かって左側「RC」のベル、向かって右側「R-13」のベル
わずかに「RC」の方がゆるやかなシルエットにも見えますが、
ぱっと見ただけでは分かりません…
クラリネットのモデルごとの違いは内径にあるのです!
「DIVINE」は「RC」系統、「TOSCA」や「FESTIVAL」は「R-13」系統とも言われますが、これはそれぞれのモデル系統の内径ということなのです!
その内径がどれくらい違うのか「RC」と「R-13」の内径を計測してみました!
今回は上管のバレルに最も近い位置と下管のベルに最も近い位置を計測しました。
(外径と管厚の2倍の差から内径を求めています)
上管の方はどちらも15.0mmとなりましたが、下管のほうは「RC」が21.0mm、「R-13」が22.5mmとなり、1.5mmの差がありました。
このわずかな差がそれぞれのモデルの音色や吹奏感の差になるのです!
長くなってしまいましたが、こういった違いはやはり吹いていただくことでより実感できるかと思います!
また他のモデルも多数ございますので試奏しながら比べて頂くことも可能です!
ご来店お待ちしております。

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