マーティン40番台モデルの嗜み方

比較的リーズナブルなモデルD-41の場合は…..

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アコースティック・ギター売り場の白井です。“We Love Martin Guitars” Martin Festa in Ikebukuro 2018絶賛開催中です。今日もマーティンの記事をお届けしましょう。昨日ご紹介した CTM 000-45 Adironduck Spruce Madagascar Rosewoodは極上の一本ですが、お値段も張る一本でしたので、今日はレギュラーの40番台モデルからお手ごろなモデル、D-41のお話です。

今年でマーティン・オーナー歴37年を迎える私ですが、私が現在自宅でも演奏活動でもメインで使用しているアコースティック・ギターは1974年製のD-41です。イーグルスのグレン・フライに憧れて学生時代にD-28を買っていた私は、正直なところ、当時D-41はD-28とD-45の間の中途半端なギターのイメージで捉えていました。ところがウエスト・コースト・サウンドを追求するうちに、アメリカのジェリー・ベックレー、シンガー・ソングライターのダン・フォーゲルバーグがD-41を使用していることを知って俄然興味が沸くようになりました。D-45に通じる倍音豊かな、いわゆる「鈴鳴り」の音色を持ち、しかも歌とのバランスの取りやすい適度な音量が魅力のギターであることが分かりました。ウエスト・コースト・サウンドやシンガー・ソングライター系の演奏スタイルにうってつけの一本と言う訳です。そう言えば、日本でもボーカル・ハーモニーが印象的なオフ・コースの小田和正鈴木康博の両氏がD-41を使用していたことを思いだしました。さらに調べてみると、ジョニ・ミッチェルグレアム・ナッシュボブ・ディランジャクソン・ブラウンも使っているではありませんか。ならばということで、D-41をゲットしたわけです。
サウンドはひたすら心地良く、またD-45ほどゴージャスではないにしろ、縦ロゴやアバロンのインレイは魅力的です。もちろん、演奏活動においても実力を発揮してくれています。
そんな私のD-41の楽しみ方は…

?癒される
軽く爪弾くだけで、40番台特有の倍音豊かなレゾナンスに癒されます。遅く起きた休日にソファーに横たわって弾いてみれば、日頃の疲れが取り除れます。D-41は40番台モデルの中ではリーズナブル・プライス。かしこまることなく、リラックスして向き合えるのが良いですね。

?弾く
内外有名ミュージシャンが使用しているモデルですので、実力のほどは証明済み。自宅では癒してくれるD-41ですが、ステージでは頼もしい相棒です。
ちなみに、私はエレキやドラムの入るバンドでの使用を考慮して、フィッシュマンのアンダーサドル・ピックアップAG-094とパワー・ジャックを後付けしました。同じフィッシュマンのプリアンプ、トーンデックに接続してPAに送っています。

?眺める
夜の楽しみのひとつは、お酒を呑みながらギターを眺めること。アバロンの象嵌にライトを当てて、その上品な輝きを見るだけで至福の時間が過ごせます。

いかがでしょうか。マーティンの40番台は持つ喜びを存分に味あわせてくれます。その嗜み方の一例を紹介させていただきました。

さて、今年はマーティンのスタンダード・シリーズがリニューアルします。1969年に登場した比較的新しいモデルのD-41が、エイジング・トナーやオープン・タイプのペグをフィーチャーした「戦前風」のデザインとなるのは興味深いところ。私はまだ現物を拝見しておりませんが、画像を見る限りでは悪くはなさそうです。
とは言え、クリア塗装、ロトマティック・ペグにこだわりたいという方もいらっしゃることでしょう。当店にはまだ旧タイプのD-41の新品在庫がございます。新品で旧タイプのご購入をご検討されている方にはラスト・チャンスとなります。お早めのご購入をお勧めいたします。

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●Martin D-41 (08-331137800-2446) 税込販売価格¥498,000
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Posted by Eiichiro Shirai/白井英一郎プロフィール:
1960年生まれ。吉田拓郎を聞いてフォーク・ギターを始める。その後イーグルス、オールマン・ブラザーズ・バンドなどのアメリカン・ロックに傾倒。エレキ・ギターも弾くようになる。ギター、スティール・ギター、バンジョー、マンドリン、ウクレレ、三線を弾くマルチ・プレイヤーとして演奏活動をする現役ミュージシャンであり、音楽誌や楽器専門誌のライターの肩書きも持つ。1970年代のファッションを好み、音楽のあるスローライフを実践するロハス・ピープル。入門者からベテランまで、お客様の音楽スタイルはもちろん、ライフスタイルに合った商品を提案する楽器のコンシェルジュ。

店舗情報

イシバシ楽器池袋店

IKEBUKURO STORE

〒170-0013

東京都豊島区東池袋1-50-35 P’Parco 7F

TEL:03-3980-1484

営業時間:11:00 ~ 21:00

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