Sadowsky Metroline VS. Metroline Express!!
2017-11-19 みなさんこんにちは!!イシバシ楽器名古屋栄店のタク・オカモトでございます!!
今回は、12月15日に発売が決定となったSadowsky Metroline Expressを特別にチェックさせて頂きましたので、ご紹介して参ります!!
今回お借りできたのはRV4EとMV5Eの2本!!

RV4EはSage Green Metallic、MV5EはBlue Ice Metallic。
スタンダードな塗りつぶしカラーの多いMetroline Expressですが、こちらの2色のみMetallic系が採用されています。個人的にはBIMがかっこいい・・・。
まず、Metroline Expressのコンセプトですが、
工房生産にて高品質を実現するMetrolineのクオリティーを、工場生産で実現したシリーズ。といっていいのではないでしょうか。
工場生産を採用したことによるコスト削減によって、価格面のアドバンテージがあるとともに、サウンド面ではMetrolineと同一のパーツが使用されていますので、聞きなじみのあるNYサウンドをしっかりとアウトプットしてくれます。
値段が下がっているのだから、やっぱりそれなりになっているんじゃないの?
という疑問を持たれる方も多いのではないかと思われますが、MetrolineシリーズとExpressの外観での明確な違いは2箇所しかございません。
一つ目はヘッドストックのMetroExpressの文字。

二つ目はヘッド裏のシリアルナンバーの記号(ME数字の表記、MetroではM数字の表記)です。

つまり大きな違いはロゴなどの表記のみ、ということで、
これまでのSadowskyベースへの確固たる自信と、Expressでも同様の品質を実現しようという強い意思を感じさせてくれます。
今回、特別に実機をお借りできたということで、その隅々まで確認することができました。
各部を確認していきましょう。
Body

まずはBody Topですが、SadowskyらしいDinkyシェイプにおなじみのVolume,Balancer,Tone,Treble/Bassコントロール、ピックアップにはHumcanceling Jピックアップを搭載しております。
PU,Preampはもちろん、ブリッジもMetrolineと同一品となっております。
Body Back


上:Express、下:Metroline
ネックジョイントはもちろんプレートレスの4ボルトジョイントとなっております。
ネックヒール部分がMetrolineと比べると若干の丸みを帯びているように感じます。
また、コンターについても若干の丸みが感じられます。削られている面積はMetrolineが多くなっています。
Head

Sadowskyの特徴である厚みのあるヘッドストックは、Metroline Expressでももちろん採用されています。
こちら実測値ですが、Metro,Express共に17mmとなっております。
Tunerについて、Metroでは4弦モデルはトラディショナルなオープンギアタイプのTunerが搭載されていますが、ExpressではHipshot Licensed Tunerが搭載されてるといった違いもあるようです。
Neckシェイプ
サテンフィニッシュで仕上げられた馴染みのよいネックグリップはExpressでも引き継がれており、持ち替えた際の違和感はほとんど感じられません。
しいて挙げるとすればExpressは1?3フレットあたりのローポジションがMetroと比べ若干薄めな印象がありましたが演奏性に影響するような違いではございません。
Body Weight&Sound
Express最大の特徴とも言えるポイントはその軽量さにあります。
Expressには軽量の木材がセレクトされており、今回お借りできたRV4Eは約3.6kg,MV5Eは約4.0kgと軽量に仕上がっております。
木材ですので個体差は当然あるものの、同程度の重量で流通するのではないでしょうか。
さて、きになるそのサウンドですが、PU,PreampがMetroと同一ですので、当然とはいえるのですが基本としてはやはり抜けがよく、メリハリのついたSadowskyサウンドであると感じました。
非常にレスポンスよく反応してくれる感覚があり、この点についてはMetroよりもNYCに近い感覚がございました。
NYCはチャンバード仕様の軽量ボディーとなっていますので、軽量材を使用したExpressと通じるところがあるのかと思われます。
また、Metroと比較してどうなのかという点ですが、
スタンダードなベースプレイにおいては明確な差は感じられませんでした。
お求め安い価格ながら、しっかりとSadowskyサウンドを受け継いでいると感じられ、新たなアクティブベースの選択肢として存在感を示してくれるのではないかと期待感すら得られる印象がございました。
一方、Solidで適度な重量感のあるBodyが採用されている分、音の芯はMetroに軍配が挙がるように感じます。
その違いが感じられるのは強くピッキングやスラップをした際ですね。
アタックの音がしっかりと「残る」感覚があるというのはMetroを選ぶポイントになるのではないでしょうか。
いかがだったでしょうか。
12月15日発売予定となっているSadowsky Metroline Express Seriesですが、初回入荷はごく少数と予想されています。
気になる方はお早めにお問い合わせを頂ければと思います。
また、当店では現在NYC,TYO,Metro合計17本のSadowskyベースを展示中!!
東海地区No.1のSadowsky在庫量でお待ちしておりますので、ぜひご来店くださいませ!!
それでは!!

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