初心者の為のフルート選びのすすめ-Vol.1-
2016-07-27 お久しぶりになってしまいましたが、サックス編に続き、今日ははじめてのフルートについてご紹介したいと思います。

フルートもサックスと同じように販売価格にはとてつもない幅があります。
お安いものだと1万円代から上は上限が見えないほど、、、
宝飾品のような材質(プラチナなど)を使っているものもありますので、
その値段は納得です。
この値段の幅については、サックス編と同様、
・どうゆう場面で
・どのように使うか
で選択していただければ大体自分が求めているレベルが絞れてきて、
選択肢が狭まってくると思います。
フルート編として、個人で演奏して楽しむのであればこんな感じ。
SFL-100

複数の奏者と合奏・セッションして楽しむのであれば、YAMAHAならこんな感じ
YFL-221(Eメカなし)

もしくは、
YFL-211(Eメカあり)

※Eメカについては、こちらをご参考にしてください

Pearl Fluteならこんな感じ
PF-525E

このように、合奏やアンサンブルを想定するのであれば、
最初の選択肢として
フルートの場合にはYAMAHA(ヤマハ)とPearl(パール)が筆頭となるでしょう。
この2メーカーが比較されやすい理由として、共通する点があるんですよね。
・手に取りやすい価格のモデルが数種類用意されている点。
・両メーカー共通して、モデル名のはじめの数字がグレードを示す点。
・主流になっている国産メーカーの大体がハンドメイド(プロフェッショナル)モデル
のみの生産なのに対し、初心者向けのエントリークラスが用意されている点。
などなど。
そして、フルートを選択する上で重要になるのが、使用している材質です。
どんな金属で製造されているかで音色・吹奏感・音量(もちろん値段も!)変わるので、
大体グレードが高くなると材質も高額な材(純銀・純金など、純度もそれぞれ、、、)を使っている場合が多いです。
初心者向けフルートとしてよく選ばれているものだと、
・全て洋銀/銀メッキ製 (←最も一般的ですね)
・リッププレート&ライザー銀製、 他 銀製/銀メッキ
・頭部管銀製 他 銀製/銀メッキ
この3種類ですね。
あとは、
最初の1本だけど先を見越して長く使える1本が欲しい
学生さんで中学?高校と6年間通して部活に没頭できるクオリティのフルートが欲しい
などの場合には、
・頭部管/管体銀製、キィ銀製/銀メッキ
をおすすめしています。
ただし!
ひとつご理解いただきたいのが、
例えば同じ頭部管銀製モデルであっても、
先にご説明した
・エントリークラス
・プロフェッショナルクラス
この差で値段に数万円の差がある場合があります。
同じ頭部管銀製ですが、キィの細かな作り込みだったり、
大きな音を鳴らしたときに破綻しない許容量だったり、
この辺りはしばらく練習しないと奏者が実感することが難しいですが、
長く使っていただくと操作観や音色の違いを感じていただけると思います。
そして、、、
エントリークラスを使っているうちにこの違いを感じられるようになった時、
自分の音色にストレスを感じた時、
楽器をグレードアップさせる買い替えのタイミングになります。
決して経験年数だけではないんですね。
個人的な意見としては、
現状奏でている音色に不満が無ければ買い換える必要なないと思います。
数十年フルートを吹いているプレイヤーさんであっても、
今演奏している環境や音楽ジャンルに合っていれば、
楽器の値段は関係ないということですね!
ですので、フルートの場合には
メーカー選択⇒グレード(材質)選択
っと選ぶより、
グレード(材質)選択⇒メーカー選択
っとした方が使う方の求めるグレードや使用する目的に合わせて
選択しやすいかもしれません。
もちろん、憧れのメーカーがある場合にはその中からモデルを選択するのもありです!!
っとは言っても、
まだまだモデルが沢山あって選ぶのは一苦労ですね。
その中でも最も一般的で最初の1本におすすめなモデルをいくつかご紹介します。
っが、また長くなりそうなので次回へ持ち越しでッ
皆様が素敵な楽器と巡り合えますように、、、、
ではまた次回♪