梅雨を快適に!湿度調整材とコーティング弦!【女子】
2016-06-09 近畿地方も梅雨入りしましたね!いかがお過ごしでしょうか、イシバシ楽器梅田店 湊 です。楽器の保管環境は湿度50%くらいが最適と言われていますが、一年で一番ジメジメした季節、梅雨のギターライフを快適にお過ごしいただくべく、今回は弦のサビ対策についてご案内します。【イシバシ梅田❤梅雨対策!】
空模様もグズつく季節、梅雨。多湿になるこの季節、ギターのコンディションは如何ですか?今回はギタリストを悩ませる永遠のテーマ、弦のサビについてご案内しますよ。
ギターの保管はどうされてますか?高級機種だとケースで保管されている方も多いのではないでしょうか。そういう時はコレ。湿度調整材です。ケース内の湿度を一定にしてくれます。ほら、防錆!パーツも弦もです。
使用期限は半年。コレ自分のギターで実験してみましたが、ホンマに半年は大丈夫でした。でもそれ過ぎるとダメですよ。長期間保管する場合は交換して下さい。開けてみたらサビサビのボロボロは悲しい…(ー ー;)
スタンドに立てていつでも弾けるようにされてる方も多いかと思います。コレはマメに触って乾拭きでかなり防げるんですが、僕の感覚だと通常の弦の寿命は2週間くらいです。ピッチとサウンドのバランスが良いのはね。
一時期はギターを十数本所有していたので、弾くより弦交換に時間が費やされ、何とかしないとって導入したのがコーティング弦でした。コレ有名なエリクサーですね。でも何でそんなサビに神経質になるのか、というと…
錆びた弦で弾くとフレットがあっという間に減ります。もうヤスリかけてるのと一緒ですからね。しかも高速で振幅してる。コレはまだマシですが、弦の下に凹みが出来ると擦り合わせるか交換しかありません。高額です。
通常弦の断面って真円に近いと思うんですが(芯線は別として)サビがたくさん付くとそうでなくなるので弦振動が乱れます。結果サスティンが損なわれ、フレットも磨耗が早くなり、サウンドにも影響が出ます。
で、コレにしてみました。巻弦には薄いコーティング皮膜を、プレーン弦には防錆の加工。コレで、弦の劣化の因子は伸ばされてゆく事とピッキングだけになります。サビは殆ど出ないので、あとは馴染ませるだけです。
通常の弦の倍の価格ですが、弦交換の時間が減ってプレイに集中出来たり、サビによる愛器へのダメージを減らせる事を考えると中々妥当かなと思います。因みに1パックのセットより2パック、3パックがお得です。
サビないからってずっと使えるわけではないんですが、半年替えないって方も。どれくらい馴染ませるかはお好みです。コーティング嫌だから弾くたび弦交換される方も。時間と懐事情と相談して梅雨を乗り切って下さいね!
いかがでしたでしょうか、湿度調整材もまめな弦交換もちょっとしたことですが愛器の寿命を大きく変える要素なんですよ。気に入って手にしたギター、ずっといいコンディションで弾きたいですよね。何てったって相棒ですからね。ご参考にしていただけましたら幸いです!