アコフィールドでアコギ始めたみなさん、そろそろ弦交換時期ですよ!【女子】
2016-05-27 アコフィールドも開催から早二ヶ月。開催期間中にギターを始められた方もたくさんいらっしゃいました!
…と言うことは、そろそろ弦交換の時期ですよ!というわけで、
以前Twitterでご案内した弦交換の仕方をまとめました!
最後まで読んでいただいたらきっと弦交換なんか簡単に出来ちゃいますよ…!
それでは行ってみましょう٩( ‘ω’ )و
【イシバシ梅田❤アコフィールド!】
今から弦交換の仕方をご案内して行こうと思います!

アコギのブリッジピンてどうなってるの?そもそもアレ抜けるの?という疑問をお持ちのお客様がたくさんいらっしゃいます。穴とピンの摩擦で弦を止めている訳ではないので、通常はこれくらい緩いです。
【イシバシ梅田❤ギター女子応援!】
― イシバシ楽器梅田店 (@1484umeda) 2016年5月9日
アコギのブリッジピンてどうなってるの?そもそもアレ抜けるの?という疑問をお持ちのお客様がたくさんいらっしゃいます。穴とピンの摩擦で弦を止めている訳ではないので、通常はこれくらい緩いです。 pic.twitter.com/y9VlttTUMe
ちなみに弦をつけてない状態でブリッジピンを刺し、中から見たらこんな感じになっています。

何となく構造がお分かり頂けましたか?では弦の外し方です。まず充分弦を緩めてから、サウンドホールの上でニッパーで弦を切ります。弦を切るとき鉄粉が僅かに出るので、他の所だと塗装にキズがつくんです。
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中から見たらこんな感じ。弦の先についてるボールエンドと呼ばれる丸こいのと、ブリッジピンと穴、3つが引っかかりあう事によって弦は固定されています。

こんな感じでサウンドホールから手を入れ、ブリッジピンを内側から押すとピンがピョコっと出てくるので、後は上からつまんで抜いて下さい。でもモノにによってはコレでは抜けない時もあります。そんな時は…
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― イシバシ楽器梅田店 (@1484umeda) 2016年5月9日
こんな感じでサウンドホールから手を入れ、ブリッジピンを内側から押すとピンがピョコっと出てくるので、後は上からつまんで抜いて下さい。でもモノにによってはコレでは抜けない時もあります。そんな時は… pic.twitter.com/zGXGkc6jL5
こういうピン抜きグッズがあるんですが、力任せに引っこ抜くとピンが折れたり、ギター本体のブリッジプレートにキズがついたりします。なので最終少し硬いのを引っ張る時にしか使いません!アブナイ!

ブリッジピンが抜けない時は無理に引っこ抜かないで、まずこういうオイルを少し垂らしてみます。木材が乾燥して穴が収縮していたりして硬くなっている可能性があるからです。少し保湿。後滑りも良くなるしね。

後はニッパーのこの平たいトコで、中からブリッジピンの先を少しずつトントンしたりします。ホントに少しずつですよ。トントントントン…ココでピコッと抜けたら外からつまんで抜きます。コレでもダメなら…

テコの原理で引っこ抜きます。キズがつかない様にクロスをかませて、支点になるところをクロスを数回折り曲げて高くしておくと、軽い力で抜けます。ブリッジプレートにもキズがつかないしね。

硬くてもだいたい内側からトントンで抜けます。くれぐれも無理な力がギターにかからない様にしてください。ダメだ!と思ったらイシバシ梅田へご相談下さい。有償にはなりますが弦交換承っております。

さて、弦が取れたらクリーニング。クリーニングは何度かご案内したので、早速弦張っていきますよ!

パッケージには6本セットで弦が入ってます。開けるとこんな感じに巻いてあるので張っていく 順に解きます。いっぺんに解くとどれがどの太さか分かんなくなります(ー ー;)

ボールエンドのボールの曲面方向に弦の付け根を緩やかに曲げます。そしてピンを刺します。ボールエンドの平面側で曲げずに曲面の方向に曲げてください。折り曲げたらダメですよ。チューニングが安定しません。

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ボールエンドの曲面に沿って曲げてセットすると、木部とブリッジピンにボールエンドの曲面が接するかたちになり、どちらにもダメージが付きにくくなります。平面側で曲げるとボールの角が当たりますよね。
(5/30追記 ボールエンドの向きに関してはMartin, Taylorは平面側で曲げるようです。そちらの方がダメージが少ないとのことでした。)

全弦つけてみました。弦でキズがつかない様にクロスで保護してます。それでは早速巻いていきます。

どれくらい余りをもたせて巻いたら良いんでしょう。基本、お隣のペグまでの長さを余らせます。動画で確認してみて下さい。
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― イシバシ楽器梅田店 (@1484umeda) 2016年5月9日
どれくらい余りをもたせて巻いたら良いんでしょう。基本、お隣のペグまでの長さを余らせます。動画で確認してみて下さい。 pic.twitter.com/QbjB5kb1bD
少しペグを回して、ペグポストの穴の角に合わせて弦を折り曲げると、しっかり固定されて巻き上げが楽になりますよ。後はビューンと巻くだけ!
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― イシバシ楽器梅田店 (@1484umeda) 2016年5月9日
少しペグを回して、ペグポストの穴の角に合わせて弦を折り曲げると、しっかり固定されて巻き上げが楽になりますよ。後はビューンと巻くだけ! pic.twitter.com/XoWlNKKy25
色んな巻きつけ方がありますが、下へ下へ巻いていくのが1番チューニングが安定すると思います。隙間なくキレイに巻きつけましょう。お隣のペグポストまでの長さを余らせるとふた巻きくらいになります。
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こんな感じになります。巻きつけ終わったら、余った部分はニッパーでカットします。6?3弦はふた巻きほど、2,1弦は3巻きほどが適正です。それ以上はチューニングが不安定になりますよ。

いかがでしたでしょうか。弦交換は少し練習が必要ですが、コレもギターライフには欠かせないもの。ご参考になれば幸いです。錆びた弦で演奏すると、フレットが減ってしまうので、弦交換は月イチが理想ですよ!
それでは楽しいギターライフを!