イシバシ楽器御茶ノ水本店の個性豊かなスタッフが、独自の目線でおすすめアイテムをご紹介します♪
2015-11-24 イシバシ楽器御茶ノ水本店、アコースティックフロアの飯山(イイヤマ)です!前回はTaylor / TGS 2014 T5z Standard Goldをオススメ致しましたが、
今回はFender Acoustic / Sonoran SCE Natural Colorをご紹介致します。
(341247800)

お値段は56.376(税込)とリーズナブルな価格。
一風変わった木材も使われておらず単板なのもトップだけと、ちょっと楽器をかじった人は見落としてしまうモデルかも知れません。
なんでオススメ?どこがちがうの?
と言われる方。
焦らないで下さい。
違い? メイプルネック
通常のアコースティックだとマホガニー材が使われがちですが、ネックに良く使用されるハードメイプル材は非常に安定した材質でマホガニーよりも硬質です。
ネックが揺れないことでしっかりとボディに振動を伝えます。
マホガニーの柔らかい音色とは異なる、モダンでキラキラしたサウンドになり、アンプから音を出したときの乗りの良さはここからきていると思います。

違い?サイド&バック材
マホガニーの合板を使用しております。
音を決めるトップ材に対して、音の質感に影響するのがサイド&バック材。
10万円くらいのオール単板を謳ったギターでありがちなのが音がぼやけていて、アコースティック、エレアコのどちらの良さも打ち消してしまっているものもありますね。
高級メーカーでも芯のある音を得る為にあえてサイドバック合板にしているメーカーも少なくありません。

違い?片連ヘッド
アコースティックギターでは両連(左3右3)と呼ばれるペグ配列になっているものが多いですが、今回のSonoranはエレキギターなどでお馴染みの片側6連ヘッド。
見た目もイカしてます!

片連ヘッドの1弦と2弦は最奥に位置する為、当然弦長が長くなります。
長くなると”テンション感”が弱まり押さえ易くなります。
皆さんご存知最初の難関”Fコード”

図1ご覧頂くと、1フレットでは人差し指で全部押さえて、2フレットでは中指で3弦、3フレットでは4弦,5弦を押さえてなんて出来ないよ?泣 なんて方もいらっしゃると思います。

挫折してしまった方の中に、1フレットを押さえる時(セーハした時)無理に力んでいませんか?
実は2,3フレットを別の指で押さえているので、人指し指には力が要らないんです!
図2をご覧頂きますと、1フレットは1弦,2弦,6弦しか押さえていないことが分かります。

6弦は指の先端で押さえる為力が入りやすいですよね。
意識するのは青で囲った1.2弦になるのです!
Sonoranは1,2弦のテンションが低く、押さえ易いので、
もしかすると今まで出来なかったFコードはギターのせいだったのかも・・・?
総評すると合板を使っていることで独特のコンプ感があり、しっかりと前に出てくれる様な出音でライブなどのステージ向きのギターだと思います。
カラーバリエーションも豊富で、通常のナチュラルカラー、ブラックカラーの他に、レイクプラシッドブルー、シェルピンク、サーフグリーン、キャンディーアップルレッドの全6色展開。

アコースティックギターには中々無いカラーリングですので、気になったおしゃれさんは是非お問い合わせ下さいませ!
通信販売ももちろんご利用頂けます!!
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